11|人体・病気・医療②:花粉症で悩んでいます(テキストp.48)

101.
・suffer from、hay feverともに「語句」欄を参照してください。

103.
・多くの形容詞は、後ろに名詞の情報を必要とします。たとえばsatisfied(満足している)は満足している以上、「~に」の情報が必要です。そしてその情報は、「前置詞with+名詞」で示します。具体例を見ましょう。

I'm satisfied with this school.(私はこの学校に満足している)

用いられる前置詞は、形容詞ごとに異なります。他の例も見ましょう。

We are proud of this town.(私たちはこの町を誇りに思っている)
This book is appropriate for children.(この本は子供にぴったりだ)

さて、102.の形容詞allergicは「アレルギーがある」という意味であり、何に対してのアレルギーなのかを示す必要があります。そしてその際にはtoが用いられるのです。

105.
・「COMPLETE」のp.351でnowhereという語を扱いました。これは「副詞かつ名詞」でしたが、anywhereは副詞です。105.では動詞itchを修飾します。
・この文のitは特に意味を持たないものです。これについては以下をご覧ください。『基礎がため 一生モノの英文法BASIC』の一節(p.227~p.228)を要約したものです。

***********************************
rainという語は名詞であるのみならず動詞でもあり、「雨が降る」という意味です。さて、この語を用いて「昨日、雨が降った」という文を英訳することを考えます。
求められる文は、次のように表現してよさそうです。

Rained yesterday.

「Rained(雨が降った)+yesterday(昨日)」で、必要な意味は満たされています。
ところが、これはゆるされない文なのです。英語は「SVの言語」であり、「文中にSVがある」というのが基本的な形だからです。
上の文には主語がありません。この点が問題なのです。特別な場合(たとえば命令文や省略表現)を除いて、英語では「主語なしの文」はゆるされません。よって、何かを主語として置かなくてはならないのですが、その主語は「形だけの主語」でなくてはなりません。なぜなら、上記の通り、意味のうえでは、rainedとyesterdayだけで、言いたい内容が満たされているからです。
では「形だけの主語」として使われる語は何でしょうか。itです。itが「形だけのもの」であるということは、形式主語-真主語の構文のitを思い出せばわかります。また、It’s five o’clock.(5時です)やIt’s cold.(寒い)といった文のItにも意味はありません。
「昨日雨が降った」を英訳すると、次のようになります。

It rained yesterday.(昨日、雨が降った) 
***********************************

ここで105.に戻ります。itchは「かゆい」で、anywhereは「どこか」です。よって「どこかがかゆい」は、

Itch anywhere.

としてもよさそうですが、上と同じ理由でこれはゆるされず、次のようにします。

It itches anywhere.

そしてこれを真偽疑問文したものが105.なのです。

106.
・動詞standには「我慢をする」という意味があります。

 

12|人体・病気・医療③:至急、救急車をよこしてください(テキストp.50)

112.
・57.で述べた通り、私たちが頻繁に目にするdownは、動詞と一体化した副詞のdownです。この112.のfall downもその一例です。まとめて「倒れる」と覚えてください。

113.
・この文の直訳は「娘がオーブンで自分自身を焼いた」ですが、日本語ではこのような言い方はしないので、「和訳」のようにします。

116.
・attackには「発作」という意味があります。

118.
・come offは「語句」欄の通り「はがれる」なので、118.の訳は「つめがはがれてしまいました」でも構いません。

119.
・glass(ガラス)は物質であり、不可算名詞です。よって14.で示した(1)~(3)のいずれかの型で数えます。pieceは「破片」「断片」であり、(2)の例です。
・なお、「親指」はfingerではないということに注意をしてください。これについては「語句」欄を参照してください。

 

13|人体・病気・医療④:前歯がぐらぐらしています(テキストp.52)

122.
・come outについては「語句」欄を参照してください。

123.
・on the left-hand sideはteethを修飾します。「~の側に」「~の側の」という内容を表す際には、前置詞はonを用います。

126.
・earが複数形なので、両耳で耳鳴りが起こっているということがわかります。

127.
・dischargingは、動詞dischargeのing形ですが、haveの直後にあるので、これは進行形の現在分詞ではなく動名詞です。dischargeには「<うみ・煙などが>出る」という意味があり、これが名詞化された(つまり動名詞の)dischargingは「<うみ・煙などが>出ること」。よってhave dischargingは「<うみ・煙などが>出ることを持つ」ということで、「耳垂れが出る」という意味になるのです。

129.
・このcatchの用法は、慣れるまで少し違和感を覚えるものです。catchには「はさむ」「ひっかける」などの意味があります。次の型で使われるということを知ってください。

  S  catch  体の部位  in/on  はさんだ/ひっかけた場所.

129.は「はさむ」の例です。「ひっかける」の例文も見ましょう。

He caught his sweater on that peg.(彼はあのくぎにセーターをひっかけた)

セーターは体そのものではありませんが、着ている際には体の一部になっているといえます。ゆえに、sweaterという語もこの位置に置かれうるのです。

 

14|人体・病気・医療⑤:このひどく重篤な患者は、ぜひとも輸血が必要です(テキストp.54)

132.
・suffer fromは、101.で既習です。

135.
・形式主語-真主語の構文です。真主語がtoV句であるものは「COMPLETE」のp.367で扱いました。ただ135.は、これが真偽疑問文になっています。その点、文が2度変形しているといえます。変形のプロセスを順にたどってみましょう。

To remove this wart on my neck is possible.<元の文>

↓形式主語-真主語の構文に変形

It is possible to remove this wart on my neck.

↓真偽疑問文に変形

Is it possible to remove this wart on my neck?<135.の文>

136.~137.
・これらのwithは「~に関して」の意味です。

139.
・この文を理解するには、次の文の型を知らなくてはなりません。

S+「叩く」「蹴る」「噛む」「捕まえる」などの動詞+人+前置詞+the+体の部位.

例を見ましょう。

She patted me on the shoulder.(彼女は私の肩を叩いた)
The dog kicked me in the stomach.(その犬は僕の腹を蹴った)
He caught me by the hand.(彼は私の手をつかんだ)

さて、139.は、元に次の文があります。

A dog bit my boy on the arm.(犬がうちの子供の腕を噛んだ)

この文のOであるmy boyをSにした文(つまり受動態にした文)が、139.なのです。

140.
・この文では助動詞areが加わっており進行形になっていますが、助動詞が加わっても文型は変わりません。このことは「COMPLETE」のp.50の下から5行目で述べてあります。
・numbは形容詞です。よって、この文の大きな流れは「名詞(My fingers)  動詞(getting)
形容詞(numb)」です。「名詞 動詞 形容詞」という連なりの文は第2文型です(「COMPLETE」のp.42参照)。実際、「COMPLETE」のp.43の上のリストにgetがあります。
・この140.は、「なる」という意味の動詞(get)が用いられた文が進行形になったものなので「なりつつある」という意味であり、そこから「和訳」のようにすることができます。

 

15|人体・病気・医療⑥:傷口を縫った方がよいでしょう(テキストp.56)

142.
・この文の直訳はもちろん「この傷は消えます」です。「和訳」の「残りません」という言葉は、文脈をふまえて補われたものです。

143.
・local anesthesiaの意味は「語句」欄を参照してください。

144.
・2つのon句のうち、前半のon the woundは動詞putを修飾します。後半のon my handは名詞woundを修飾します。

146.
・前置詞句は、「意味上の主語」になりうるfor句とof句(「COMPLETE」のp.205~p.206参照)を除いて、主語にはなりません(「COMPLETE」p.47の上の表参照)。よって前置詞句からはじまる文は、その後ろに主語が現れることを予想しながら読みます。この文でも、前置詞句in the meantimeの後ろに主語a nurseが現れます。
・hospitalizationは名詞ですが、形容詞的に直後のproceduresを修飾します。

147.
・breastは名詞ですが、形容詞的に直後のcancerを修飾します。このcancerも名詞ですが、直後の名詞patientを修飾します。これらの例からも、いかに「名詞を修飾する名詞」が多く見られるものかがわかると思います。
・in conjunction withは「語句」欄にありますが、群前置詞です。群前置詞については「COMPLETE」のp.52~p.53で扱いました。
・with radiationも、in conjunction withも、ともにwas treatedを修飾します。よって、この文の直訳は「乳がん患者には、放射線で、化学療法と併せて、治療が行われた」となります。これをふまえて「和訳」では、「放射線で」を後ろに移動させたうえで、「放射線治療」という語にまとめています。

148.
・in compensation forも群前置詞です。意味は「語句」欄を参照してください。
・endoscope-relatedの意味は「語句」欄を参照してください。「X-related」は「Xに関する」という意味になります。Xの位置にはいろいろなものが入ります。辞書でrelatedを引いてみてください。

149.
・この文のat the forefront ofは、「語句」欄では群前置詞としてまとめて扱われていますが、一語ずつ解釈していっても全く問題ありません。つまり、まずProfessor Nakano isまでで「中野教授は居る」。そしてどこに居るかをat the forefrontで述べ、何のforefrontなのかをof gene technologyで述べている、と解釈していいのです。つまり、次のような文と同じように解説することができます。

My office is at the top floor of that building.(私の事務所はあのビルの最上階にある)

どこまでを「群前置詞」として扱い、どこまでを「1語ずつ解釈していくもの」として扱うかの線引きは、あくまでも主観的な問題です。「万人が納得する完全な区分け」はできません。これが言語の面倒なところであり、同時に面白いところでもあります。

150.
・句動詞(動詞+αのまとまりでとらえる表現。「群動詞」とも呼ばれます)の中には、各語の意味を合わせることにより意味を類推しやすいものと、類推しにくいものがあります。たとえばlook up to(「見上げる」「尊敬する」)などは類推しやすいですが、call off(「中止する」)は、そうだと言われなければわからないものです。150.の文中のkeep up withも類推はかなり困難です。「語句」欄を見て、しっかり意味を記憶してください。
・gene-recombination technologyの意味は、geneが「遺伝子」、recombinationが「組み換え」、technologyが「技術」、合わせて「遺伝子組み換え技術」です。
・この文はもちろん形式主語-真主語の構文です。

16|人体・病気・医療⑦:B型肝炎の予防接種をお願いします(テキストp.58)

151.
・この文については、まずは次の表現を知ってください。

S vaccinate A against B.(SがAに、Bに対する予防接種をする)

この文の受動表現は次のようになります(「by S」は省略します)。

A is vaccinated against B.(AはBに対する予防接種を受ける)

このことがわかっていれば、151.は、Aの部分がIであり、Bの部分がHepatitis type B virus(この句の意味は「語句」欄参照)であり、そのうえで、述語部分にwould like to(~したい)が加わったものだとわかります。直訳は「私はB型肝炎の予防接種を受けたい」です。

152.
・freeには「無い」という意味があり、何が無いかはof ~で示されます。103.で「be satisfied with」「be proud of」「be appropriate for」などを扱いましたが、これと同じグループのものとして「be free of」を記憶してください。「語句」欄にもこのまとまりで記載されています。

153.
・bearには「支える」「負担する」という意味があります。

154.
・had betterは「COMPLETE」のp.242で既習です。
・「bring(持ってくる)←→take(持っていく)」の関係があいまいな人が多いようです。しっかりと押さえてください。
・wheneverは、「≪従位接続詞の一覧表≫の後半」(「COMPLETE」のp.144)にあります。例文は「COMPLETE」のp.157にありますが、その例文は「whenever節+主節」という順序のものです。154.は主節が先に置かれています。もちろんどちらのパターンにも対応できなくてはなりません。

155.
・be sure toは「COMPLETE」のp.185のリストにあります。155.は命令文なので、「きっと~しなさい」「必ず~しなさい」という意味になります。
・このa yearのaは、「~につき」という意味です。perで書き換えが可能です。

158.
・a variety ofについては「語句」欄を参照してください。
・ontoは前置詞です。inとtoが合わさったintoという前置詞が存在するように、onとtoが合わさった前置詞ontoが存在するのです。come onto the marketは「市場に乗っかって来る」ということで、そこから「語句」欄にある通り「売り出される」「市場に出る」という意味になります。

159.
・pass awayはdieの婉曲表現の句動詞です。
・the age of 45のageと45は同格関係にあります。「名詞+同格のof+名詞」という連なりは「COMPLETE」のp.338の一番下で扱いました。「COMPLETE」のp.336の表も参照してください。

160.
・このdownも副詞です。slow downのまとまりで「遅らせる」という意味の句動詞です。

 

17|人体・病気・医療⑧:HIV検査は陰性でした(テキストp.60)

161.
・大半の句動詞は、後ろに名詞が置かれますが、turn out(意味は「~だと判明する」)は、頻繁に形容詞が後続するという点で、やや異質なものです。他の例も挙げます。

The rumor turned out false.(その噂は嘘だと判明した)

162.
・break downも句動詞です。「壊れる」という自動詞としての用法と、「壊す」という他動詞としての用法があります。162.は後者の用例です。多くの動詞が「自動詞かつ他動詞」ですが、多くの句動詞もまた、「自」「他」の両方の側面を持つのです。

163.
・were transmittedの部分は受動態です。transmitの意味は「伝染させる」なので、were transmittedの本来の訳は「伝染させられた」ですが、これは不自然です。このように受動態のまま和訳すると不自然になる英文は大量にあります。そのような場合は能動態として訳します。他の例も見ましょう。

He was promoted last month.(先月、彼は昇進した)

これを「昇進させられた」とすると、まるで被害者のようになってしまいます。

164.
・go aroundは句動詞です。意味は「語句」欄を参照してください。

165.
・句動詞に関して、次のことを知ってください。

***********************************
句動詞が述語である文は、受動態にしたとしても、句動詞の連なりは崩れない。
***********************************

具体例で説明します。次の文を見てください。

Jack knocked down Bob.(ジャックはボブを殴り倒した)
They look up to Smith.(彼らはスミスを尊敬している)

knock downとlook up toが句動詞ですが、後ろに目的語といえるBobとSmithがあります。よってこれらを主語にした文、つまり受動態の文を作ることができます。受動態にしましょう。

Bob was knocked down by Jack.(ボブはジャックに殴り倒された)
Smith is looked up to by them.(スミスは彼らから尊敬されている)

受動態になっても、knockの後ろにdownが続き、lookの後ろにup toが続きます。「まとまり」は維持されるのです。
ここで165.の文に戻りましょう。mess upは「~をめちゃくちゃにする」という他動詞としての句動詞です。よって、受動態が生まれますが、この文がまさに受動態です。
・この文では「~によって」の部分が、「by ~」ではなく「with ~」で示されています。このように、by以外の前置詞によって示されることも多いのです。具体例を見ます(withとatの例を見ます)。

I'm satisfied with the result.(私はその結果に満足している)
We were surprised at the news.(私たちはそのニュースに驚いた)

166.
・この文の文型は第5文型パターン③の受動態です。これは「COMPLETE」のp.201で扱いました。
・allowは「COMPLETE」のp.192のリストにあります。

167.
・had toは「COMPLETE」のp.243で扱いました。
・look afterは句動詞です。意味は「語句」欄を参照してください。
・whoは主格の関係代名詞です。主格の関係代名詞を復習したい場合は、「COMPLETE」のp.117~p.118を再読してください。

168.
・speechには「演説」という意味のみならず、「言葉」「言語能力」という意味もあります。この文のspeechは後者で、形容詞的に名詞修飾語としてはたらいています。speech impedimentで「言語障害」という意味になります。
・このasは前置詞であり、「~として」という意味です。67.で扱いました。
・after-effectの意味は「語句」欄を参照してください。
・brain infarction(脳梗塞)という表現においても、brainは形容詞的にはたらいています。

169.
・in the presence of ~は、1語1語の意味をだとっていってもいいですし、また「語句」欄のように、まとめて「~の立ち合いで」という群前置詞としてとらえてもかまいません。
・specialist physiciansは「語句」欄を参照してください。

170.
・この前置詞underは、「~のもとで」という意味です。述語部分のare allowedを修飾します。よって、areから文末まので直訳は「臓器移植法のもと許されている」となります。

 

18|電話①:青山貿易です。ご用件をどうぞ(テキストp.62)

171.
・May I help you?については、「語句」欄を参照してください。

172.
・This is X.はもちろん「これはXだ」と訳すのが基本ですが、自己紹介をしている場面では「Xと申します」「Xです」と訳します。
・「AのB」を英訳する際には、用いられる前置詞はofとは限りません。たとえば「カゴの鳥」は、「カゴの中の鳥」という意味なので、a bird in a cageとなり、「子供向けの本」「子供のための本」という意味の「子供の本」はa book for childrenとなります。また「九州から来た男」という意味の「九州の男」はa man from Kyushuです。172.でfromが用いられているのも同じ理由です。ただ、このような文でofが用いられているものも普通に見られます。

173.
・このMay I ~?は「許可」の意味です。「COMPLETE」のp.238で扱いました。直訳は「調達部の鈴木さんとお話しできますか」です。

174.
・このwouldは「依頼」です。「COMPLETE」のp.236で扱いました。
・この文の述語部分に関しては、次の表現を知ってください。

put A through to B(AをBにつなぐ)

・deputy managerとMr. Kobayashiは同格関係にあります。

175.
・現在完了なので「外出してしまいその結果、今、ここにはいない」という意味です。これをふまえたうえで、have gone for the dayを成句としてとらえてください。意味は「語句」欄を参照してください。

176. 
・on a business tripという前置詞句が、SVCのCである文です。類例は「COMPLETE」のp.40にあります。

177.
・right nowは「直ちに」という意味と、nowを強めて「ちょうど今」という意味があります。この文のright nowは後者です。

178~179.
・それぞれon another line、in conferenceという前置詞句がSVCのCである文です。

180.
・offとonは実質上、形容詞のように、Cとしてはたらくことがあります。onの例を見ましょう。

The switch is on.(スイッチはついている)

180.は、offがCである文です。

 

19|電話②:内線258の岡田さんにつないでください(テキストp.64)

181.
・connect A with Bについては「語句」欄を参照してください。
・Couldの「依頼」です。「COMPLETE」のp.237で扱いました。もちろんcanを用いるよりも丁寧になります。
・ここでも「の」にあたる前置詞がofではありません。atです。atは「点」のイメージでとらえることのできる前置詞です。電話の受け口は、電話回線の終点であり、まさに点だといえいます。
どのような場合にどのような前置詞を用いるかは(できれば、このように意味を納得しながら)、1例ごとにおぼえていくしかありません。

182.
・このWhichは疑問形容詞で、修飾されるOkadaはOです。18.が同じパターンでしたが、18.はOとしてはたらく名詞が、後ろから前置詞句によっても修飾されており、少し読みにくいものでした。この182.は読みやすいものです。

184.
・まずは次の表現を知ってください。

by the name of ~(~という名前で)

例文を見ましょう。

He passes by the name of Jack.(彼はジャックという名前で通っている)

by以下は、動詞passesを修飾します。
さて、この表現の「~」の部分が「this(この)」「that(あの/その)」の場合は、次のようになります。

by this name(この名前で)
by that name(あの/その名前で)

184.のby that nameはこの表現ですが、動詞ではなく名詞のoneを修飾しているので、「その名前で」ではなく「その名前の」という訳になります。「和訳」を参照してください。

185.
・transfer A to Bについては「語句」欄を参照してください。

186.
・hold onは句動詞です。意味については「語句」欄を参照してください。
・174.で「put A through to B(AをBにつなぐ)」を扱いました。この186.は、to Bの部分が明らかなので(「あなたの話したい相手に」だということは明らか)、省略されています。

188.
・Itは、かかってきている電話を指すと考えてください。「語句」欄にある通り、文全体で1つの型として記憶してください。

189.
・X speaking.も電話の際の決まり文句です。Xとspeakingの間にはisが省略されていると考えられます。「Xがしゃべっています→Xです」という意味です。

190.
・まずは次の文を見てください。

What are you calling about?(あなたは何に関して電話をしているのか)

Whatは前置詞aboutのOとしてはたらきます(前Oを尋ねる疑問文を復習したい場合は「COMPLETE」のp.62~p.63を再読してください)。
上の文を名詞節にしましょう(疑問詞疑問文を名詞節にするための手順は「COMPLETE」のp.93~p.95で扱いました)。次のようになります。

what you are calling about(あなたが何に関して電話をしているのかということ)

これが本文のaskの後ろにある部分です。全体がaskのOとしてはたらいています。
・「COMPLETE」のp.238で扱ったように、May I ~?は許可を尋ねる表現なので、190.の直訳は「あなたが何に関して電話をしているのかお尋ねしていいですか」です。ここから「和訳」のようになります。

 

20|電話③:日本の用法物流サービスの佐藤と申します(テキストp.66)

191.
・This is X calling.も電話の決まり文句で、「Xが電話をかけています」、つまり「こちらXです」という意味です。
・本文のfromは、172.で解説したfromと同じ発想です。相手方を中心に考え、「日本のYokohama Logistics Service Corporationというところから電話をかけてきている佐藤」という意味でfromを用いているのです。

192.
・May I ~?は173.で扱いました。

193.
・真偽疑問文と真偽疑問文がorで結ばれた文です。「COMPLETE」のp.84で扱いました。
・to talkは、timeを修飾します。「time+toV句」は「COMPLETE」のp.172で扱いました。
・Shall I ~ ?は「COMPLETE」のp.241で既習です。
・at one's convenienceは「~の都合のいいときに」という意味です。この文ではone'sのところがyourであり、at your convenienceがcallを修飾します。

194.
・もちろん直訳は「私はあなたのために何ができますか」です。

195.
・if節がwonderのOとしてはたらいています。wonderの意味は「~かどうかと思う」です。そしてOとしてはたらくif節の意味は「~か(どうか)ということ」なので(「COMPLETE」のp.92参照)、「wonder+if節」は意味が重なります。そして和訳の際には「~だろうか」「~かと思う」などとするとうまくいきます。例を見ましょう。

I wonder if she would help my son.
(私は彼女が息子を助けてくれるかどうかということを思う→彼女は息子を助けてくれるかなぁ)

195.の直訳は「私はわが社の最先端物流システムについて、あなたとお話しすることができるかどうかということを思う」です。ここから工夫したのが「和訳」です。
・couldを用いているのでcanより丁寧・控え目になっています。
・regardingは前置詞です。aboutの意味です。
・state-of-the-artは「語句」欄を参照してください。

196.
・in句(in the latest catalogue)はproductを修飾します。よってnew product in the latest catalogueの直訳は「最新カタログの中の新製品」です。よって文全体の直訳は「私は最新カタログの中の貴社の新製品に関して電話をしています」となります。「和訳」は、「の中の」を「に出ている」などの工夫をしています。

197.
・who's calling(=who is calling)の部分が名詞節です。190.のwhat you are calling aboutと同様に、このwho's callingも、疑問詞疑問文が名詞節になったものです。askのOとしてはたらいているという点も同じです。さて、このwho's callingは、元がどのような疑問詞疑問文だったでしょうか。少し考えてみてください。
元は次のものです。

Who's calling?

つまり同じ形なのです。なぜかわかるでしょうか。
WhoがSだからです。このことを確実に理解するために、元の平叙文からたどって考えましょう。まずは次の文を見てください。

X is calling.(Xが電話をしている)

このXはS(主語)です。そして、この部分を尋ねた疑問文が次のものです。

Who is calling(誰が電話をしているのですか)

Sを尋ねる場合は、「疑問詞に変えて終わり」でした(「COMPLETE」のp.58~p.59参照)。そして、これを名詞節にする場合は、「そのまま」でした(「COMPLETE」のp.94の下のワク、p.95の上参照)。
よって、上の文を名詞節にすると次のようになります。

who is calling?(誰が電話をしているのかということ)

197.では、これがaskのOとして用いられています。
念のために、ここでもう1つ、「平叙文→その文の主語を尋ねた疑問文→名詞節に変化→文の中で用いられている」の流れを見ましょう。

X happened yesterday.(きのうXが起こった) ★平叙文

↓Xを尋ねる

What happened yesterday?(きのう何が起こったのか) ★疑問詞疑問文

↓名詞節にする

what happened yesterday(きのう何が起こったのかということ) ★名詞節となった疑問詞疑問文

↓文の中で用いる

I don’t know what happened yesterday.  ★名詞節がknowのOとして用いられている
(私はきのう何が起こったのかということを知らない)

・197.の直訳は「誰が電話をしているのかを尋ねていいですか」です。ここから「和訳」のような訳になります。

198.
・このような内容の文でhaveを用いるというのは、慣れるまで少し時間がかかるものです。何度も音読・筆写しておぼえてしまってください。

199.
・日本語で「その単語のスペルは何?」という場合、「スペル」は名詞ですが、これは英語ではspellではなく spellingです。英単語のspellは、名詞ではなく動詞として用いられます。「つづりを言う[書く]」「語をつづる」という意味です。199.の他に、もう一例挙げておきます。

How do you spell your name?
(あなたのお名前はどのようにつづるのですか→お名前のつづりを言ってください)

覚えておくと便利な文です。

200.
・as inは「~における(ように)」という意味です。よってS as in Sunは「SunにおけるS」、要するに「SunのS」という意味になるのです。ちなみにこの文も、SVのない文です。

 

21|電話④:電話のつながりがよくないようです(テキストp.68)

201.
・thinkの後ろには、名詞節を形成する従位接続詞のthatが省略されています。このthatの省略は「COMPLETE」のp.326の上で扱いました。

202.~204.
・「形容詞+that節」という構造は、「COMPLETE」のp.140で扱いました。このthatは、≪従位接続詞の一覧表≫(「COMPLETE」のp.88)のD-0ですが、極めて頻繁に省略されます。このことは「COMPLETE」のp.328上で述べました。これらの文でも省略されています。
・省略されたthatの位置にカンマが置かれています。「thatのカンマ化」については、「COMPLETE」のp.326で、名詞節の例で既習です。
・このfollowの意味については「語句」欄を参照してください。

204.
・what節(what you said)はunderstandのOとしてはたらいています。what節のwhatに「もの・こと」という訳語があるということについては、13.で述べました。

205.
・直訳は「あなたは何を意味しているのか」です。

207.
・「語句」欄にspeak up a littleとありますが、これについては、まずは次のようにとらえてください。

speak up(より大きな声で話す)

speak upは句動詞です。そしてこの表現をa little(少し)が修飾しているので、speak up a littleは「少し、より大きな声で話す」という意味になります。

208.
・このmindは動詞で、「~を気にする」という意味です。よってこの文の直訳は「あなたはもう少しゆっくりしゃべることを気にしますか」です。これは要するに「もう少しゆっくりしゃべるのはまずいですか」ということで、結局のところ「もう少しゆっくりしゃべってくれますか」と依頼しているのです。Talk more slowly.などと命令文で言うよりも、はるかに丁寧な言い方になります。

209.
・この文でも形容詞の直後のthatが省略されています。
・このafraidは「~ではないかということを思っている」という意味ですが、この場合「~」の部分には、マイナスの内容が置かれます。
・have the wrong numberは「語句」欄の通りです。成句として記憶してください。

210.
・まずは次の文を見てください。

I have dialed the wrong number.

現在完了の文です。間違った番号にかけて、その結果、今、話したい相手とは違った相手と話している、という事態があります。さて210.は、この内容に対して「~に違いない」という推量をmustで加えています。「推量の法助動詞が加わった現在完了」は、「COMPLETE」のp.245で扱いました。
・なお、mustに「~に違いない」という意味があるということは「COMPLETE」のp.238で既習です。
・ちなみに210.を正式に書けば次のようになります。

I am sorry that I must have dialed the wrong number.

このI amと、thatが省略されています。そしてthatの位置にカンマが置かれています。なお、「主語+be動詞」の省略に関しては、23.で扱いました。

 

22|電話⑤:何時に戻りますか?(テキストp.70)

211.
・この文を理屈で納得するには少し手間がかかります。順番に説明します。まずは次の規則を知ってください。「COMPLETE」には記載していないルールです。

***********************************
第5文型パターン③において、toV句の先頭がto beである場合は、このto beが落ちることがある。
***********************************

次に以下の文を見てください。

They expected him to be back.(彼らは彼が戻ってくることを期待した)

第5文型パターン③の文です。expectは「COMPLETE」のp.192のリストにはありませんが、このパターンで用いられる動詞です(なお、上の文のbe動詞は「来る」という意味です。be動詞に「行く」「来る」という意味があるということは、「COMPLETE」のp.251の上で述べました)。
さて、上の規則に従って、to beを省略しましょう。次のようになります。

They expected him back.

これを受動態にします。

He is expected back.(彼は戻ってくることが期待されている)

この文を、whenを用いた疑問文にすると次のようになります。

When is he expected back?

ここで211.を見てください。上の文のwhenの部分に、What timeが存在する文です。What timeはWhenと同じ意味です。よって211.の直訳は「彼は何時に戻ってくることが期待されていますか」ですが、この文では「期待」は大げさです。「何時に戻ってくると思われていますか」であり、もっといえば「思う」のニュアンスもほとんどありません。よって「和訳」のようになるのです。

212.
・I'm sorryの後ろに「カンマ+文」が続くという形は202.~204.で扱ったばかりです。

213.
・このshouldは「べき」ではなく「はず」です。「COMPLETE」のp.238で扱いました。
・be backは211.で解説したばかりです。
・aroundは「ごろ」です。
・your timeの部分は、「COMPLETE」では未習の文法項目です。次のことを知ってください。

***********************************
時や場所の意味を持つ語句は、後ろから名詞をする機能がある。
***********************************

例を見ましょう。

The party yesterday was very exciting.(昨日のパーティーはとても楽しかった)
The watch here is not mine.(ここにある時計は私のものではない)

以上は1語によるものです。2語以上のものも見ましょう。

The earthquake this morning was very strong.(今朝の地震はとても強いものだった)
I want to dance with the boy over there.(向うにいる男の子と踊りたいな)

213.のyour timeも、前にある名詞の2:30 p.m.を修飾します。つまり2:30 p.m. your timeは「あなたの時間の2時30分」という意味なのです。よってこの文の直訳は「彼はあなたの時間の2時30分に戻るはずです」となります。ここから工夫したのが「和訳」です

215.
・まずは、この文の状況を説明します。これは、例えば「スティーブさんいますか」という電話を受けて、スティーブが不在だった時に「他の人でも用が足りるか」ということを相手に尋ねている文です。
・won’tはwill notの縮約形です(「COMPLETE」のp.84参照)。このdo は「用が足りる」「間に合う」という意味です。よって215.の直訳は「他の人では間に合わないでしょうか」です。willは推量の意味だと考えてください。
これをふまえたうえで、「他の人では間に合わないでしょうか。他の人で間に合うのでしたらお電話を代わりますが、代わりましょうか」という意味の文なのです。ここから最終的に「和訳」のようになります。

216.
・61.で次の表現を扱いました。

X would like to V.(XはVしたい)

これを真偽疑問文にする場合は、当然、wouldがSの前に出ます。216.の文で確認してください。
・elseは「他の」という意味で、後ろからsomeoneを修飾します。74.で既出です。

217.
・May Iは「COMPLETE」のp.238の上で扱いました。217.の直訳は「私は(あなたの)メッセージを残していいですか」です。ここから「和訳」のようになります。

218.
・このSureは「確信している」という意味の形容詞ではなく、「もちろん」という意味のものです。返答の際に用いられます。辞書を参照してください。
・let以下は第5文型パターン②です。letは「COMPLETE」のp.190下で扱いました。意味は「許可」です。218.は命令文なので、直訳は「私が書くものを手にすることを許可してください」、つまり「書くものを取らせてください」です。手元に紙がないのでこのように言っているのです。「和訳」では工夫して「今、書くものを取りますから」となっています。
・to write onはsomethingを修飾します。前置詞onのOが欠けているので、「目的格のtoV句」です。「COMPLETE」のp.175で扱いました。something以下を、関係代名詞を用いて書き換えると次のようになります。

something that[which] I can write on

なぜこうなるかは、「COMPLETE」のp.175を読めばわかります。なお、that[which]は、「thatまたはwhich」という意味です。

219.
・193.と同様に、真偽疑問文どうしが等位接続詞のorで結ばれた文です。shall Iも193.で扱いました。

220.
・文全体は第5文型パターン③です。askは「COMPLETE」のp.193上で扱いました。
220.の主節(文頭からas soon asの前まで)の大意は、「彼に、山田に電話するよう頼んでください」です。
・as soon asは従位接続詞です。≪従位接続詞の一覧表≫(「COMPLETE」のp.88)のC-5です。「COMPLETE」のp.136のリストにあります。
・as soon as節は、「時や条件を表す副詞節」の一例です。だからこそ、he will getとならず、he getsとなっています。これについては「COMPLETE」のp.254で説明しました。

 

23|電話⑥:手が空きましたら、電話をくれるようお伝えください(テキストp.72)

221.
・文全体の構造は220.と同じです。
・he'sはhe isの縮約形ですが、このisはbecomeの意味です。becomeの意味をもつbe動詞については「COMPLETE」のp.166で扱いました。

222.
・call以下を文法関係に忠実に訳せば、「私に、私の携帯電話に、かける」ですが、これは不自然なので、「和訳」のようにします。

223.
・このwouldは174.で見た「依頼」のwouldです。「COMPLETE」のp.236で扱いました。
・文全体は第4文型で、O2がthat節です。「COMPLETE」のp.90の上で例を見ました。
・call backについては「語句」欄を参照してください。

224.
・needは形容詞のnoによって修飾されているので名詞です。そしてこれをtoV句が修飾します。「同格のtoV句」です。needからは「何をする必要?」という疑問が生じるのです。「同格のtoV句」は「COMPLETE」のp.171で扱いました。
・なお、call back meとなっていないことに注意をしてください。「動詞+X」という型の句動詞の多くにおいて、目的語が代名詞である場合は、「動詞+代名詞+X」という語順になります。次の2つを比べてください。

Tom called back the lady.(トムはその女性に電話をかけ直した)
Tom called her back.(トムは彼女に電話をかけ直した)

herは代名詞なので、calledとbackの間に置かれているのです。

225.
・この文は、本来はbackの後ろにyouがあり、I'll call you back later.ですが、youの情報は明らかなので省略されています。223.も同じです。

226.
・まずは、この文の文型を考えてみてください。
文構造は次の通りです(I'llの部分は、Iとwillに分解して記します)。

I(S) will(丸V) have(V) him(O) return your call(C).

「丸V」は、助動詞のはたらきを示します。丸で囲んだVのことです(「COMPLETE」のp.90の2つ目の図と、その下の解説参照)。
・さてこの文は、第5文型パターン②です。第5文型である以上、OCからは文が生まれます(「complete」p.187~p.188参照)。次の文です。

He returns your call.(彼があなたの電話に折り返しの電話をする)

第5文型パターン②で、Vがhaveである文は「COMPLETE」のp.191で扱いました。訳が多様なのでした。この226.は、外部の方とビジネスで会話をしているという状況なので、彼にそのように「させる」が適切です。文全体の直訳は「私は彼に、あなたの電話に折り返しの電話をさせます」です。

227.
・get hold ofは句動詞ですが、これは「動詞+名詞+前置詞」のまとまりです。この連なりの句動詞もたくさんあります。take care of(~の面倒を見る)などはよく知られています。
・get hold ofの意味は「語句」欄を参照してください。
・let me knowは「第5文型パターン②で、命令文」です。218.でも扱いましたが、let me Vは「(私に)Vさせてください」と訳すのが基本です。ここはVがknowなので、「(私に)知らせてください」です。知らせる内容は明らかなので(「連絡がつかない」ということ)、knowの後ろは省略されています。

228.
・Thank you for ~は、31.~32.、37.、76.で扱いました。callingは「電話をしてくれたこと」です。

229.
・まずはこの文の文型を考えてみてください。
・getという述語動詞の後ろにmeという名詞と、room number 3456という名詞(これは「3456号室」という意味なので、まとめて1つの名詞だと考えます)があります。「get+名詞+名詞」は74.で扱い、文型の判別の仕方も述べました。
・この文も第4文型なのですが、第4文型で用いられるgetには、いくつかの意味があります。74.は「<食事・飲み物など>を準備してやる、作ってやる」でしたが、この文はその意味では通りません。『グランドセンチュリー英和辞典』に、次のような記述があります。

***********************************
(get A B)AをBにつなぐ、AにBを呼び出してやる
***********************************

この229.は、まさにこの意味の例です。
・このCouldは依頼です(Could you ~は、p.237で一例見ました)。文全体の直訳は「私を3456号室につないで頂けますか」です。この訳のままでも全く問題ありません。

230.
・Okadaは形容詞的に、名詞修飾語としてはたらいています。

232.
・このif節は、「時や条件を表す副詞節」の一例です。だからこそ、you will have timeとならず、you have timeとなっています。「COMPLETE」のp.254で既習です。

24|電話⑦:人事部の田中さんと、面会の約束をしたいのですが(テキストp.74)

233.
・When ~ ?という型の文はもちろん、「いつ~か?」という意味の疑問文ですが、Whenで始まる疑問文の中には、「COMPLETE」のp.67の下~p.69上で施した説明とは違ったプロセスで作られるものがあります。次のことを知ってください。

***********************************
S、Cを尋ねる文で、その部分が年月日を表すものであれば、who,what,whichではなくwhenに変える。
***********************************

「Sを尋ねる疑問文」と「Cを尋ねる疑問文」は「COMPLETE」のp.58~p.60で扱いました。ここで用いられる疑問詞はwho,what,whichでしたが、whenも用いられるのです。次の2文を見てください。

(1) Tomorrow is good for you.(明日があなたにとって都合がいい)
(2) His birthday is April 25th.(彼の誕生日は4月25日だ)

(1)のTomorrowの部分を尋ねます。つまり「いつがあなたにとって都合がいいですか」という意味の文を作りたいのです。時を尋ねているので、TomorrowをWhenに変えて、これで完成です。Sを尋ねる場合は「変えて終わり」でした。
(2)のCであるApril 25thを尋ねるには、ここをwhenに変えて、これを文頭に出し、isをS(His birthday)の前に出します。
それぞれ、完成する疑問文は次のようになります。

(1)' When is good for you?(いつがあなたにとって都合がいいですか)
(2)' When is his birthday?(彼の誕生日はいつですか)

ここで話を233.に戻します。これは「Sを尋ねる疑問文で、Whenが用いられたもの」です。上の(1)'の類例なのです。

234.
・一方、この文は、「COMPLETE」のp.67の下~p.69上で示した説明の通りに理解できる文です。元に次の文があったと考えられます。

You are available.(あなたが都合がいい)

そして、これに対して外側からwhenを加え、areをYouの前に出したものが234.なのです。

235.
・afraidの後ろのthatの省略については、209.で述べました。

237.
・このwith meは「私に関しては」「私としては」という意味です。
・that dayは「その日は」という意味で、be(である)を修飾します。dayは名詞ですが、このように時に関するものは、副詞的に動詞修飾語としてはたらくことができます。次の例も同じです。

I met Lisa that day.(その日はリサに会った)

この「動詞修飾語としてはたらく名詞」については、「COMPLETE」のp.48下~p.49上で扱いました。

238.
・untilは「前置詞かつ従位接続詞」です。この文のuntilは、その後ろが3 p.m.という名詞なので、前置詞です。なお英語の品詞の柔軟性については、「COMPLETE」のp.139で述べました。
・従位接続詞のuntilは、「COMPLETE」のp.136のリストにあります。例文を1つ示しましょう。

You should wait here until he comes.(彼が来るまでここで待つべきだ)

239.
・How about ~ ?(~はいかがですか)は、決まり文句として記憶してください。

240.
・このsuitは動詞です。A suit B.で「AがBにぴったり合う」「AがBに好都合だ」などの意味になります。
・betterは「COMPLETE」のp.266で、形容詞goodの比較級として紹介しましたが、副詞well(よく)の比較級でもあります。240.のbetterは後者であり、「よりよく」「よりいっそう」という意味で動詞suitを修飾します。
・この文のthan以下は、文脈から明らかなので表記されていません。省略されている内容は、「他の候補の日時よりも」です。than以下の省略は「COMPLETE」のp.283で扱いました。

 

25|電話⑧:いつ、どこでお会いしますか(テキストp.76)

241.
・「COMPLETE」のp.68で示した4つの疑問副詞where,when,why,howは、しばしばandによって結ばれます。例を見ましょう。

When and how did you get this?(いつ、どうやってこれを手に入れたのか)

241.の文頭も同じく「疑問副詞 and 疑問副詞」です。
・shall weという連なりを「COMPLETE」のp.241で見ましたが、このshallは、それとは切り離して考えてください。willに近い意味の用法です。

242.
・Shall I ~ ?は「COMPLETE」のp.241で扱いました。
・「和訳」は「お伺いしましょうか」です。「伺う」は「行く」ということですが、この文ではgoではなく、comeが用いられています。相手方を中心にして述べているのです。このようなcomeの用法は頻繁に見られます。たとえば台所からお母さんが「ごはんですよ」と呼んだ際に、「いま行くよ」と答える場合、I'm going.ではなくI'm coming.と言います。

243.
・文末の前置詞句のfor our appointmentは、the date and timeを修飾します。そしてthe date and time for our appointmentの直訳は「私たちの面会のための日時」です。ただ「ための」は「の」と訳したほうが自然です。172.で、「AのB」を英訳する際には、用いられる前置詞はofとは限らないという話をしました。そして、「子供向けの本」「子供のための本」という意味の「子供の本」はa book for childrenとなるということを知りましたが、「面会の日時」の「の」にforが用いられているのも同じ発想です。

244.
・文末の前置詞句のto next Wednesdayは、今度は直前の名詞meetingではなく、動詞のpostponeを修飾します。意味からこう判断します。「来週の水曜日に」は「延期する」にかかるのです。
・前置詞句は名詞、動詞、形容詞、副詞を修飾します(「COMPLETE」のp.45~p.46参照)。さらに、for句とof句は意味上の主語にもなります(「COMPLETE」のp.205~p.206参照)。役割が多様です。よって、主に意味を判断の根拠にして、どの部分を修飾するかを見極めなくてはなりません。英語の前置詞句は、読解の障害になることが多いものです。

245.
・形式主語-真主語の構文で、真主語がtoV句である文(「COMPLETE」のp.367参照)が真偽疑問文になったものです。
・instead ofは群前置詞です。「COMPLETE」のp.53のリストにあります。255.の直訳は「面会を、午後3時のかわりに午前10時に変更することは可能ですか」です。ここから工夫すると「和訳」のようになります。

246.
・let me ~ は218.と227.で扱いました。忘れていたら復習してください。

247.
・この文の難しさは、文末のthis weekをどう処理するかです。まずは次の文を見てください。

I'll meet Meg this week.(私は今週、メグに会う)

このthis weekは、237.の文末のthat dayと同じように、動詞修飾語としてはたらきます。meetを修飾するのです。
ところが247.のthis weekを、動詞のrescheduleに修飾させて読むと「私は田中さんとの打ち合わせを、今週、再調整したい」となります。場合によってはこの意味でもありえるのですが、より自然な読み方があります。
それは、this weekを、前にある名詞のmeetingに対する修飾語として読むという方法です。213.で次のことを知りました。

***********************************
時や場所の意味を持つ語句は、後ろから名詞をする機能がある。
***********************************

このthis weekはまさにこの例です。ただ、meetingとthis weekの間に、with Mr. Tanakaがあるために、「修飾されるmeetingと、これを修飾するthis week」という関係が見抜きにくくなっています。
reschedule以下の構造を示します。

reschedule(V) my meeting(O) with Mr. Tanaka(meetingを修飾) this week(meetingを修飾)

「和訳」は、この文法関係をふまえたものになっていることを確認してください。

248.
・change A to B(AをBに変える)という表現がわかれば難しくはない文です。

249.
・on my behalfの意味は「語句」欄を参照してください。

 

26|電話⑨:申し訳ないですが、お約束の時間に30分ほど遅れます(テキストp.78)。

251.
・この文に関しては、まずは次のことを知ってください。

***********************************
数量を表す表現は、前から形容詞を修飾することができる。
***********************************

例を見ましょう。

I'm thirty years old.
(私は30年ぶん年を取っている→私は30歳だ)
This pond is five meters deep.
(この池は5メートルぶん深い→この池は5メートルの深さだ)

それぞれthirty yearsとfive metersが、直後の形容詞を修飾しています。
251.の骨格はI'll be lateであり、どのくらいlateかを、about thirty minutesが示しています。
・なお、数値が形容詞を修飾する例は、実は「COMPLETE」で扱っています。p.285の「数値+比較級の形容詞」の例です。確認してください。
・for以下も、形容詞lateを修飾します。lateは後ろにfor ~を伴い、何に遅れるかを示すのです。類例を1つ挙げます。

We were late for the meeting.(私たちはその会議に遅れた)

「be late for」のまとまりで「~に遅れる」と記憶してください。

252.
・be on my way toのところは細かく分析することも可能ですが、次のように成句として処理してしまってください。

be on one’s way to ~(~に行く途中だ)

幾つか例を示します。

He is on his way to his daughter’s house.(彼は娘の家に行く途中だ)
When you called me, I was on my way to the satation.
(君が電話をくれた時、僕は駅に行く途中だった)

253.
・stuckは、本来は動詞stickの過去分詞形ですが、もはや形容詞でもあります。「はまってしまっている」「抜け出せない」という意味です。そして何にはまっているかはin ~で示されます。これも「be stuck in(~にはまっている)」というように「be動詞 形容詞 前置詞」のまとまりで覚えてください。

254.
・just in caseについては「語句」欄を参照してください。

255.
・bothについては「COMPLETE」のp.348で3種類のものを扱いました。この255.のbothは名詞であり、後ろから前置詞句のof youによって修飾されています。よってこの文の直訳は「あなたたちの両方が、先にお客さんのところに行ってくれますか」です。このCouldはもちろん「依頼」です。「COMPLETE」のp.237で既習です。

257.
・thinkの後ろには、従位接続詞のthatが省略されています。
・このlostは、過去分詞ではなく、もはや形容詞だと考えてください。「道に迷った」という意味です。辞書にも形容詞として記載されています。

258.
・224.で、次のように述べました。

***********************************
「動詞+X」の句動詞の多くにおいて、目的語が代名詞である場合は、「動詞+代名詞+X」となります。
***********************************

このpick you upも同じです。youが代名詞なので、pickとupの間に置かれているのです。
「語句」欄のところでpick one upとなっていますが、この語順となるのは、あくまでもoneが代名詞である場合です。代名詞ではない場合、たとえばthe ladyやthe presidentなどが目的語である場合は、当然、pick up the lady、pick up the presidentという語順になります。
・このinは「~以内に」と誤訳する人がとても多いものです。in ten minutesは「10分以内に」ではなく「10分後に」「10分したら」の意味です。「和訳」も確認してください。なお「~以内に」は、within ~となります。346.で扱います。

260.
・このWhenは≪従位接続詞の一覧表≫(「COMPLETE」のp.88参照)のC-3のものです。Whenからintersectionまでが副詞節です。主節は命令文であり、主語がありません。

 

27|電話⑩:誰に面会でしょうか?(テキストp.80)

261.
・まずは次の文を見てください。

Who do you want to meet?(あなたは誰に会いたいのか)
What did he decide to buy?(彼は何を買うことを決めたのか)

文頭のWho,Whatは、それぞれ後ろにあるtoV句の動詞to meet,to buyのOです。
これらのWho,WhatをXにして、平叙文に戻すと次のようになります。

You want to meet X.(あなたはXに会いたい)
He decided to buy X.(彼はXを買うことを決めた)

to meet XはwantのOであり、to buy XはdecidedのOです。いずれのtoV句も名詞的用法です。
さて、toV句の内側にあるものを尋ねる文であっても、この2文のように、toV句全体がOである場合はかなり読みやすいのですが、261.は一筋縄では行きません。じっくり考えていきましょう。まずはWhoをXにしたうえで、261.を平叙文に戻してみてください。そして、その文の意味を考えてみてください。
次の文に戻ります。

You are here to see X.

このareは「来る」という意味です。211.で扱いました。そしてtoV句は≪準動詞句の一覧表≫のC-1、つまり副詞的用法です。よってこの文の訳は「あなたはXに会うためにここに来た」となります。
以上から、261.は「あなたは誰に会うためにここ来たのですか」という意味になるということがわかります。
・261.と同じ構造の文を1つ示します。

What are you here to do?(あなたは何をしにここに来たの)

262.
・in the Personnel DepartmentはMr. Tanakaを修飾します。よってMr. Tanaka in the Personnel Departmentは「人事部の中の田中さん→人事部の田中さん」となります。ここでは「の」にあたる前置詞がofではなくinです。

264.
・このbe動詞も「来る」です。

265.
・全く同じ文を46.で扱いました。

266.
・228.と同様に、Thank you for ~の「~」が動名詞です。この266.は動名詞が1語ではなく、coming all the wayという4語です。all the wayの意味は「語句」欄を参照してください。

267.
・How many timesのhowは、「COMPLETE」のp.69~p.70で扱ったhowなのですが、これに関しては、その事実について深く考えるよりはむしろ、

How many times+真偽疑問文 ?

という型で、「何回~か?」という意味の文だと記憶してしまってください。他の例も見ましょう。

(1) How many times do you go to the park every week?(毎週、何回その公園に行きますか)
(2) How many times have you met the man?(その男に何回会ったことがありますか)

267.は上の(2)と同じく、How many timesの後ろが現在完了の文です。この267.は、日本に来た外国人に尋ねているものなので、beenは「来る」という意味です。文全体の直訳は「日本には何回来たことがありますか」です。
・なお、もしアメリカ国内で、アメリカ人が別のアメリカ人に対して267.のように述べた場合は、beenは「行く」であり、文全体は「日本に何回行ったことがありますか」という意味になります。

268.
・このexpectは「予期する」「期待する」ではなく「~が来るのを待つ」という意味です。

269.
・apologizeについては、まずは次の型で用いられるということを知ってください。

apologize to A for B(AにBのことで謝罪する)

例を見ましょう。

They apologized to me for the mistake.(彼らは私にそのミスのことで謝った)

269.では、to youであることが明らかなので、この情報が述べられていません。また、Bの部分が動名詞になっています。直訳は「私はこんなにも遅れたことに対してお詫びをしなくてはなりません」です。

270.
・I'm visitingは「今、訪問しています」ということで、「参上しました」ということになります。to introduce句は≪準動詞句の一覧表≫のC-1です。よって、270.の直訳は「私は今日、わが社の社内教育プログラムを紹介するために、訪問しています」です。ここから工夫したのが「和訳」です。
・in-houseの意味は「語句」欄を参照してください。

 

28|電子メール:家で電子メールが使えますか?(テキストp.82)

273.
forwardという語はlook forward to ~(~を楽しみにする)という成句で馴染んでいる人が多いようです。この成句におけるforwardは副詞ですが、forwardは動詞でもあり、次の型で用いられます。

forward A to B(AをBに転送する)

このことを知っていれば273.は理解できます。

274.
・まずはこの文の文型を考えてみてください。
・273.のe-mailは名詞ですが、このe-mailは「eメールで送る」という意味の動詞です(辞書にも動詞としての用法が記載されています)。そして動詞の後ろに、イコール関係にない2つの名詞(meとyour presentation materials)があるので、文全体は第4文型です。e-mailという動詞は、次の型で用いることができるのです。

X e-mail A B.(XがAにBを送る)

・asは前置詞で「~として」という意味です。e-mailを修飾します。前置詞のasは67.でも扱いました。
・attached fileの直訳は「添付されているファイル」です。つまり「このメールに添付されているファイル」ということです。「過去分詞形+名詞」は「COMPLETE」のp.178で扱いました。

275.
・この文も第4文型です。
・soft copyの意味は「語句」欄を参照してください。
・minuteという語は、minutesの形で「議事録」という意味でも用いられます。

276.
・probationaryとsales repについては「語句」欄を参照してください。
・lots ofはa lot ofと同義です。可算名詞、不可算名詞のいずれの前にも置かれます。
・garbled-mailsは「語句」欄を参照してください。

277.
・この文を理解するには、まずは次の表現を知る必要があります。

X flood A with B.(XがAをBでいっぱいにする)

これを受動態にしましょう。次のようになります(by Xは省略します)。

A is flooded with B.

さて、この文は「AはBでいっぱいにされる」という意味ですが、受動態の文の述語は「~される」ではなく、「~されている」と訳す場合もあります(「COMPLETE」のp.39の表参照)。よって、この文は「AはBでいっぱいにされている」という意味でもあります。
・ここで、次のことを知ってください。

***********************************
・受動態のbe動詞の部分に、一般動詞が置かれる場合もある。
・置かれる動詞の代表例は、become,get,lie,remain。
・これらの動詞が置かれた場合は、その文が出来事の受動態(「~される」と訳すもの)なのか、状態の受動態(「~されている」と訳すもの)なのかがはっきりする。
・become,getが用いられた場合は「出来事の受動態」となり、lie,remainが用いられた場合は「状態の受動態」となる。
***********************************

・277.は、上のA is flooded with B.の、isの部分がgetなので、出来事の受動態だとはっきりわかります。よって、277.の訳は「最近、私のコンピューターは海外からのジャンクメールでいっぱいになる」となります。この訳で問題ありません。

278.
・「語句」欄ではdecompress files automaticallyの3語でまとめられて意味が記載されていますが、この278.は、「第3文型+副詞のautomatically」という構造の文として普通に理解できます。

279.
・to check my e-mailはtimeを修飾します。「time+toV句」は193.で既習です。「COMPLETE」のp.172で扱いました。
・yetは否定文で「まだ」という意味で用いられます。

280.
・まずは次の2ペアを見てください。

 The lady who is dancing on the stage is my wife.
→The lady     dancing on the stage is my wife.
(ステージの上で踊っている女性は僕の妻だ)

 This is a symphony which was composed by Mozart.
→This is a symphony          composed by Mozart.
(これはモーツアルトによって作曲された交響曲だ)

それぞれ、「COMPLETE」のp.176、p.177で見たものです。主格の関係代名詞節において、内側が進行形や受動態である場合、「関係代名詞+be動詞」は省略が可能なのでした。
ここで、次の文を見てください。

(1) I have a hat which is similar to this.(僕はこれに似た帽子を持っている)

whichは主格の関係代名詞ですが、内側が第2文型の文です。このような場合も、「関係代名詞+be動詞」の省略が可能なのです。
省略しましょう。次のようになります。

I have a hat similar to this.

結果としてsimilarという形容詞からはじまるまとまり(similar to this)が、名詞を修飾することになります。
次に、以下の文を見てください。

(2) I automatically delete all e-mail messages which are more than two weeks old.
(私は、2ヶ月以上たったすべての電子メールを自動的に削除します)

この文の関係代名詞whichは主格で、節の内側は、I am ten years old.(私は10歳です)などという文と同じ、「X be動詞  数値  形容詞」という型の文です(数量を表す表現が、前から形容詞を修飾することができるということは、251.で述べました)。
このmore thanは、ひとまとまりで直後のものを修飾します。73.で扱いました(「COMPLETE」のp.291で既習)。
さて、この which are more than two weeks oldですが、more thanやtwo weeksなどが存在しているものの、あくまでも骨格は「which(S) are(V) old(C)」という第2文型です。よって、(1)と同様に、(2)においても「関係代名詞+be動詞」の省略が可能です。この結果の文が280.なのです。

 

29|インターネット:パスワードは、安全上暗号化されています(テキストp.84)

282.
・case-sensitiveの意味は「語句」欄の通りですが、この複合語は、辞書にも記載されています。

283.
・227.で、get hold ofという「動詞+名詞+前置詞」という連なりの句動詞を見ました。
この283.のpay attention toも同じ品詞の並びの句動詞です。「~に注意を払う」という意味です。
ただ、句動詞とは考えずに「pay attention(注意を払う)+to ~(~に)」というように、2つの部分に分けて考えることも可能です。149.のところで次のように述べました。

***********************************
どこまでを「群前置詞」として扱い、どこまでを「1語ずつ解釈していくもの」として扱うかの線引きは、あくまでも主観的な問題です。「万人が納得する完全な区分け」はできません。これが言語の面倒なところであり、同時に面白いところでもあります。
***********************************

句動詞に関しても、全く同じです。「まとめて句動詞と考えるか、それとも通常の読み方で処理するか」の線引きは、人ごとに異なります。

284.
・necessary informationは、browseとretrieveの両方の目的語です。
・on the Internetは、browseとretrieveの両方を修飾します。

285.
・softwareは不可算名詞なので-sが加わっていません。一方、fileは可算名詞なのでfilesとなっています。
・a lot ofはsoftwareとfilesの両方を修飾します。a lot ofは、不可算名詞と可算名詞の両方を修飾できるのです。276.で扱ったlots ofと同じです。

286.
・文全体は第5文型パターン③です。allowは「COMPLETE」のp.192のリストにあります。
・at句も、over句も、to voteを修飾します。
・このoverは「~を通じて」「~という手段で」という意味です。

287.
・dot-comは、名詞かつ形容詞として、辞書に記載されています。この文では形容詞です。直後の名詞を修飾しています。
・cash in onの意味は「語句」欄を参照してください。
・crazeの意味も「語句」欄を参照してください。

288.
・deal in、a variety of、ともに「語句」欄を参照してください。
・文末のon句はdeals inを修飾します。

289.
・marketには「市場」という意味のみならず、「市場に集まる人々」「需要者」という意味もあります。この289.はこちらの意味です。そしてこれの後ろのforは「~にとっての」という意味です。よってmarket for internet shoppingは「インタ―ネットショッピングにとっての需要者」、ここから「和訳」の「インターネットショッピングの対象」という訳に至ります。
・computer nerdsの意味は「語句」欄を参照してください。
・not A but Bは「COMPLETE」のp.346で扱いました。
・elderlyは形容詞ですが、「the+形容詞」で「~な人」という意味になることがあります。英和辞書でelderlyを引くと、このthe elderlyの用法が載っています。確認してください。これはその例です。
類例を見ましょう。

the young(若者)
the rich(お金持ちの人たち)

 

290.
・had betterは14.で扱いました。
・stay offは句動詞です。意味は「語句」欄を参照してください。
・because ofは群前置詞です。「COMPLETE」のp.53のリストにあります。

 

30|通信ネットワーク:会社では、社内での電子認証システムを導入しました(テキストp.86)

292.
・155.で、be sure toが用いられた文の命令文を扱いました。「きっと~しなさい」「必ず~しなさい」という意味でした。292.はtoの前にnotがあるので、「必ず~しないようにしなさい」という意味になります。
・「not+toV句」は「COMPLETE」のp.360で扱いました。

293.
・句動詞phase in(「語句」欄参照)が用いられた文が受動態になったものです。句動詞は受動態になっても、セットのままでした。165.で次のように述べたことを確認しましょう。

***********************************
句動詞が述語である文は、受動態にしたとしても、句動詞の連なりは崩れない。
***********************************

・alongは「~に沿って」という意味です。ミラノ、ウィーン、ワルシャワという3つの地点に沿って情報が行き来する、そこにおいて導入されているのです。

294.
・carrierとroll outの意味は「語句」欄を参照してください。roll outはもちろん句動詞です。
・このfullは「本格的な」という意味で解釈してください。

295.
・このtoV句は「同格のtoV句」です。「COMPLETE」のp.171で扱いました。planからは「どうする計画?」という疑問が生じるのです。
・transformという動詞の用い方と訳については、「語句」欄を参照してください。

296.
・second to noneは成句です。意味は「語句」欄を参照してください。

297.
・形容詞capable(可能である)は、後ろにof ~を伴って、何か可能であるかを示します。この文では、「~」の部分が名詞ではなく動名詞です。「前置詞+動名詞」という連なりは頻繁に見られます。「COMPLETE」のp.170で、この連なりを2例見ていますが、その「前置詞+動名詞」は、動詞修飾語としてはたらくものです(それぞれroaredとleftを修飾)。この297.は、形容詞の後ろに存在する「前置詞+動名詞」であり、「前置詞+動名詞」は、直前の形容詞を修飾します。類例を見ましょう

I am proud of living in this town.(僕はこの町に住んでいることを誇りに思っている)
My son is interested in keeping a horse.(息子は馬を買うことに興味を持っている)

・pointは「地点」「時点」、両方の意味になりえますが、この297.では後ろからin timeによって修飾されているので「時点」だとはっきりわかります。

298.
・この文にも「形容詞+前置詞+動名詞」という連なりがあります。upset(動揺している)は形容詞です。そして、何のことで動揺しているかが、その後ろの「前置詞+動名詞」で示されています。

299.
・まずは次の文を見てください。

A computer hacker messed up the host computer.
(ハッカーがホストコンピューターをめちゃくちゃにした)

mess upは句動詞です(意味は「語句」欄を参照)。
さて、この文を受動態にしましょう。次のようになります。

The host computer was messed up by a computer hacker.
(ホストコンピューターが、ハッカーにめちゃくちゃにされた)

受動態になっても、句動詞の連なり(messed up)は維持されます。
この文のwasとmessedの間に副詞reallyを加えたのが299.です。reallyの和訳「本当に」は「めちゃくちゃに」という言葉と重なるので「和訳」には出ていません。
・なお、beとVedの間に副詞が置かれている受動態の文は、数多く見られます。2つほど例を挙げましょう。

He is often scolded by his wife.(彼はよく奥さんに叱られる)
Tigers are seldom seen in this country.(この国ではトラはめったに見られない)

・なお、「be動詞+really+messed up」という連なりは、実は165.で既習です。確認してください。

300.
・break intoも句動詞です。
・containing句(containingからinformationまで)は、直前の名詞を修飾します。「COMPLETE」のp.176で扱った項目です。≪準動詞句の一覧表≫のB-2です。

 

31|代理店:貴社が、中国で輸入代理店を探していると聞きました(テキストp.88)

301.
・heardの後ろにはthatが省略されています。that節全体はheardのOです。
・現在完了の文なので、「that以下を聞き、今、その情報をつかんでいるという事態がある」という意味です。単に「過去にthat以下のことを聞いた」ということ述べているのではありません。よって和訳は「聞きました」よりも「聞いています」とすると感じが出ます。
・look forは「~を探す」という意味の句動詞です。
・to represent youは、≪準動詞句の一覧表≫のどれだかわかるでしょうか。少し考えてみてください。難しいかもしれません。
B-1のうちの「主格のtoV句」です。agentを修飾します。「agentが、youの代理をする」という関係が意味として適切だからこそ、主格だと判断するのです。修飾されるagentとtoV句が離れているので、これらの「被修飾語-修飾語」の関係が見抜きにくいといえます。
なお主格ゆえ、このto represent youは、which is to represent youと同義だと考えられます(「COMPLETE」のp.173参照)。
「主格のtoV句」は、それだと突き止めにくい例が実に多いものです。65.の難しさも思い出してください。
・文全体の直訳は「私たちは貴社が中国で、貴社を代理する輸入代理店を探していると聞いています」です。ここから「和訳」のようにします。

302.
・まずは次の2つの表現を見てください。

(1) S want to V.(SはVしたい)
(2) S want A to V.(SはAにVしてもらいたい) ※Aは名詞

(1)では、toV句がSVOのOとしてはたらきます。一方(2)では、toV句がSVOCのOとしてはたらきます。(2)は第5文型パターン③です。このように、wantの後ろにtoV句が存在する場合は、文全体が第3文型である場合と、第5文型パターン③である場合があるのです。
・次に、以下の2つを見てください。(1)は既習の表現です。

(3) S would like to V(SはVしたい) 
(4) S would like A to V(SはAにVしてもらいたい)

(1)に対する(2)の表現が、(3)に対する(4)です。
(4)も第5文型パターン③の一種です。なお、第5文型である以上、この表現においても、OCの部分(「A to V」の部分)から文が生まれます(第5文型のOCから文が生まれるということを忘れていたら「COMPLETE」のp.187下~p.188を参照してください)。
・さて、302.のlicenseは動詞であり、次の型で用いられています。

X license A to B for C.(XがBに対して、Cでの販売のために、Aの販売許可を与える)

以上をふまえたうえで、302.のyou以下の部分を文に戻してみましょう。
生まれる文は次の通りです。

You license your products to us for the China market.
(貴社が私たち対して、中国市場での販売のために、貴社の製品の販売許可を与える)

この内容について、「私たちは貴社にそうしてほしい(We’d like youの部分)」と述べているのが全体の意味です。ゆえに「和訳」のようになるのです。

303.
・marketing researchにおいては、marketingがresearchを修飾するという関係にあります。sleeping bag(寝袋)や、smoking room(喫煙室)などと同じです。

304.
・associatedは、本来は動詞の過去分詞形ですが、この文ではもはや形容詞だと考えてください。be associated with ~で「~と関わっている」という意味です。
・このbe動詞は「~である」という意味の状態動詞なので、この現在完了の意味は「COMPLETE」のp.226の上の右の図です。つまり「継続」の意味になります。
・lineは「専門」「方面」という意味で、this line of businessで「この方面のビジネス」つまり「この業種のビジネス」という意味です。

305.
・tellは、次の両方の型で用いられます。

X tell A B.(XがAにBを告げる) ・第4文型
X tell A about B.(XがAにBについて告げる) ・第3文型+動詞修飾語としてはたらく前置詞句

・305.は後者の例です。

306.
・sales offices and branchesは「語句」欄を参照してください。
・in major citiesはhaveを修飾します。その直後のin Chinaはcitiesを修飾します。

307.
・これも「継続」の現在完了です。
・agent for Xは「Xのための代理店」「Xのために業務を行う代理店」で、これは「Xの代理」と訳すことが可能です。ここもforを「の」と訳すのです。

308.
・haveは「持っている」「関わっている」という意味の状態動詞なので、現在完了は継続の意味になるのが原則です。
・retail outletsは「語句」欄を参照してください。
・here in Chanaの部分は、hereとin Chinaが同格関係にあります。「副詞と前置詞句の同格」は、「COMPLETE」のp.339で扱いました。

309.
・sole agentの意味は「語句」欄を参照してください。
・in agreement with ~で「~と一致している」という意味の群前置詞としてとらえてください。この309.では、agreementの前にexcellentが置かれているので「とてもよく一致している」となります。仮にcompleteが置かれていたら「完全に一致している」になります。
・この文では、「群前置詞+名詞」がSVCのCです。「前置詞+名詞」はCとしてはたらくことができますが(「COMPLETE」のp.40参照)、「群前置詞+名詞」も同じです。前置詞と群前置詞は同じ機能をもつものなので、当然といえば当然です。
・なおin agreement with ~は「~に同意している」という意味にもなりえます。一例を挙げましょう。

They are in agreement with my proposal.(彼らは私の提案に同意している)

これも「群前置詞+名詞」がCです。
・target figureの意味は「語句」欄を参照してください。「名詞を修飾する名詞+名詞」というまとまりです。名詞修飾語としてはたらく名詞は「COMPLETE」のp.48で扱いましたが、極めて頻繁に見られる連なりです。

310.
・この文は形式主語-真主語の構文であり、真主語がtoV句で、これが真偽疑問文になったものだという点は245.と同じです。ただこの310.においては、toV句に意味上の主語for usが加わっています。意味上の主語は「COMPLETE」のp.205で扱いました。
・to directly importの部分は、「分離不定詞」と言われるもので、toとVの間に副詞が存在する形です。よく見られる形です。
・withoutの目的語は、動名詞のpurchasing from your local distributorです。この「without+動名詞」は、動詞importを修飾します。
・この文の直訳は「私たちが、貴社の現地代理店から買うことなしに、貴社の製品を直接輸入することは可能ですか」です。

 

32|わが社は、インドでの製品販売力を強化することを決定しました(テキストp.90)

311.
・forceという語は、「COMPLETE」のp.192のリストにあり、p.201でも扱いましたが、この311.においては名詞として用いられています。「力」という意味です。sales forceで「販売力」です。
・in Indiaも、for our productsも、sales forcesを修飾します。よって、our sales force in India for our productsは「インドにおける、我が社の製品を売るための、販売力」ということです。これを「和訳」では「インドでの製品販売力」と訳しています。

312.
・have toは「COMPLETE」のp.243で扱いました。
・catch up withは句動詞です。意味は「語句」欄を参照してください。
・to catch句(to catch up with our competitors)は、≪準動詞句の一覧表≫のC-1、つまり副詞的用法です。「ために」と訳します。

313.
・Now thatは≪従位接続詞の一覧表≫のC-5の一例です。「COMPLETE」のp.137のリストにあります。South AmericaまでがNow that節です。
・consignment tradeの意味は「語句」欄を参照してください。
・play a key roleも「語句」欄を参照してください。

314.
・bonded warehouseの意味は、「語句」欄の通り「保税倉庫」です。これについては「語句」欄の下にある(注)のところを参照してください。
・with the aim ofは群前置詞です。意味は「語句」欄を参照してください。

315.
・to sell句は≪準動詞句の一覧表≫のC-1です。副詞的用法です。

316.
・because ofは群前置詞です。290.で扱いました。
・language barriersのlanguageは、「名詞修飾語としてはたらく名詞」です。

317.
・planに後続するtoV句は、295.で扱いました。「COMPLETE」のp.171扱った「同格のtoV句」です。
・here in Indiaは、308.のhere in Chinaと同じ構造です。同格関係です。
・establish a sales joint ventureのうち、establish a joint ventureの部分が、「語句」欄の通り、「合弁会社を設立する」です。その(joint)  ventureの部分を、名詞のsalesが形容詞的に修飾語しています。これもまた「名詞による名詞修飾」です。

318.
・majority-owned subsidiaryの意味は「語句」欄を参照してください。

319.
・副詞的用法のtoV句は、「~ために」と訳し上げるのが原則ですが、しばしば「SVし、~した」というように訳し下します。どちらで訳しても問題ない例が実に多いのです。例を見ましょう。

We went to Kyoto to meet Ken.
(訳1:私たちはケンに会うために京都に行った)……訳し上げ
(訳2:私たちは京都に行ってケンに会った)……訳し下し

319.のto exchange句は、「和訳」では訳し下されています。ただ、副詞的用法なので、もちろん訳し上げても構いません。

320.
・これも同じです。副詞的用法を訳し下しています。

 

33|信用調査:この会社の素性とビジネス活動を調べてください(テキストp.92)

322.
・Be sure toではじまる文は、155. と292.で既習です。
・asは前置詞です。「~として」です。confidentialの後ろにinformationを補うとas以下は理解しやすくなります。

323.
・命令文なので主語がありません。
・この文は、典型的な第5文型パターン①の文です(keepは「COMPLETE」のp.32のリストにあります)。

324.
・chamber of commerceの意味は、「語句」欄を参照してください。
・文全体は第4文型です。O2のa clean bill of healthについては「語句」欄を参照してください。

326.
・第5文型パターン①の受動態の文です。considerが用いられた第5文型の文の受動態は、「COMPLETE」のp.38の下で扱いました。
・この326.の、文頭からsoundまでの部分の構造は次の通りです。

This firm(S) is(be) considered(Ved) sound(C)

このsoundは形容詞であり、「健全な」という意味です。後ろからin business activitiesによって修飾されています。どの点において健全なのかが示されているのです。
・from句は判断の根拠なので、is consideredを修飾します。「こういう点から、考えられる」ということです。
・profit-and-lost statementについては「語句」欄を見てください。

327.
・この文も同じく第5文型パターン①の受動態です。Cである形容詞のembarrassedが、副詞のfinanciallyによって修飾されています。
・このembarrassedは、「当惑した」「決まりが悪い」という意味ではなく、「財政困難に陥っている」という意味です。financiallyと意味が重なります。このfinanciallyがあることにより、「金銭面の話だ」とはっきりわかります。

329.
・まずは以下のことを知ってください。

***********************************
前置詞のみならず。群前置詞もまた、後ろに動名詞を取ることができる。
***********************************

群前置詞は、前置詞と同じ機能を持つものなので当然のことです。まずは例を見ましょう。

He obeyed the order for fear of losing his job.
(彼は職を失うのを恐れてその命令に従った)

for fear ofが群前置詞です(「COMPLETE」のp.53のリストにあります)。そしてその後ろが動名詞です。
・329.ではbecause ofが群前置詞で、その目的語が動名詞のlagging behind its competitorsです。lag behindは句動詞です。意味は「語句」欄を参照してください。
・この文の直訳は「この会社は、競合他社に遅れを取っているということのために、有望ではない」です。ここから工夫します。

330.
・becauseはもちろん従位接続詞です。≪従位接続詞の一覧表≫のC-5の一例です。「COMPLETE」のp.137にあります。

 

34|与信管理:社内の規定で、初めての取引には与信枠を設定できません(テキストp.94)

331.
・文頭のRegardingは前置詞です。aboutの意味です。195.で既習です。
・extend a credit lineについては「語句」欄を参照してください。
・due toは群前置詞です。「COMPLETE」のp.53で例文を見ています。
・なお「与信」という言葉については、「語句」欄の下の(注)のところで説明がなされています。

332.
・ceilingには「天井」という意味のみならず、「語句」欄で示されている1つ目のような意味もあります。

333.
・「Xの責任」は、responsibility for Xというように、forを用いるのが一般的です。

334.
・circumstanceという語は、通常、複数形で用います。辞書にもそのことが記載されていますので確認してください。
・credit managementについては「語句」欄を参照してください。

335.
・credit eligibilityについては「語句」欄を参照してください。
・「和訳」ではurgently(至急)の訳語が抜けていますので、文頭に「至急」を置いてください。

336.
・financial standingとlocal agentについては、「語句」欄を参照してください。
・文末のtoV句は副詞的用法です。investigateを修飾します。もちろん「~ために」と訳します。
・credit riskの意味は「語句」欄を参照してください。

337.
・文全体の文型は第5文型パターン③の受動態です。類例が「COMPLETE」のp.201にあります。forceは「COMPLETE」のp.192のリストにあります。
・to financially supportの部分は「分離不定詞」です。これについては310.で扱いました。
・sales repについては「語句」欄を参照してください。repは略語です。
・to ease句はsupportを修飾します。副詞的用法です。ということは、to support句は文末までだということになります。toV句の内側にtoV句があるのです。

338.
・pay attention toは283.で扱いました。
・receivablesは、「語句」欄では「売掛金」と訳されていますが、これが要するに「債権」のことです。collectionは「集めること」「回収すること」なので、この338.は「和訳」のような意味になるのです。

339.
・現在完了の意味は、「COMPLETE」のp.226の上の図にある通りですが、「COMPLETE」で扱った現在完了の文はすべて能動態でした。では受動態の現在完了はどのような意味になるのでしょうか。次のことを知ってください。

***********************************
出来事の受動態 → 結果(+完了/経験)
状態の受動態 → 継続
***********************************

受動態には「出来事の受動態」(「~される」)と、「状態の受動態」(「~されている」)があるのでした(277.のところで扱いました)。これを反映して、意味は上のように分かれます。それぞれの例を見ましょう。

<出来事の受動態>
(1) The man has been arrested.(その男は逮捕された)
(2) I have been hit by a bear twice.(私は2回クマに殴られたことがある)
・(1)は「逮捕されてその結果、男は警察の管理のもとにあるという事態がある」という意味です。(2)は「経験」の意味が強く感じられます。

<状態の受動態>
(3) His works have been loved by lots of Japanese for a long time.
(彼の作品は長年、多くの日本人に愛されてきている)
(4) I have been confined in this elevator since yesterday.
(私は昨日からこのエレベーターに閉じ込められています)
・ともに「継続」の意味です。

・さて、339.の文も「受動態の文の現在完了」ですが、be made(なされる)は「出来事の受動態」です。よって「彼らの支払いは遅滞なくなされて、今、何の問題もないという事態がある」という状況だとわかります。なお、paymentが複数形なので、支払いは複数回あったということがわかります。

340.
・amount toについては「語句」欄を参照してください。
・total credit exposureも「語句」欄を参照してください。

 

35|引き合い:新商品についてお問い合わせいただきまして、ありがとうございます(テキストp.96)

341.
・pleasedは「うれしい」という意味の、感情に関する形容詞です。よって、その後ろのtoV句は感情の原因を表します。「COMPLETE」のp.183で扱いました。

342.
・「~への興味」はinterest in ~です。この文の直訳は「私たちは、あなたの、当社および当社製品への興味に感謝します」です。

343.
・「apologize+for+動名詞」という構造については、269.で詳細に(apologizeの根本の用法から)解説しました。
・269.とは違い、この文では、動名詞の先頭がnotです。この「not+Ving句」という形は「COMPLETE」のp.360で扱いました。
・respond to ~は「~に反応する」「~に返答する」です。
・in a more timely wayの直訳は「より適時の方法で」です。than以下は省略されています。省略されている内容は、「実際よりも」です(than以下の省略については、25.のところで述べました。文脈から明らかなので落ちるのです)。
・この343.は、「実際の返答に比べて、より適時にできなくてごめんなさい」というお詫びの文です。「実際は、適切な時よりも遅く返答した」という事実があります。だからこそ「和訳」では「早めに返信ができなくて」となっています。

344.
・hopeの後ろにはthatが省略されています。that節はOとしてはたらきます。同じ省略のパターンは301.で既習です。
・このmeetは「会う」ではなく「合う」「満たす」です。

345.
・直訳は「当社の全製品は完全に保証されています」です。状態の受動態です。

346.
・前置詞句のwithin句がCである文です。withinは「~以内」という意味です。この前置詞については258.で触れました。
・前置詞句がCである文は176.と178~179.で扱いました。類例は「COMPLETE」のp.40にあります。
・receipt of an orderについては「語句」欄を参照してください。

347.
・この文のwithin以下は、細かく分析することも可能ですが、次の型でとらえてください。

within X after Y(YのあとX以内に) ※Xは期間を表す語句

例を見ましょう。

If we don't receive your payment within two weeks after the order, we cancel it.
(注文後2週間以内にお支払いがない場合は、注文をキャンセルいたします)
ID cards are mailed within a week after you've completed the process.
(あなたが手続きを完了したあと一週間以内に、IDカードが送付されます)

afterは「前置詞かつ(従位)接続詞」なので、後ろに名詞(または動名詞)が置かれることも、SVが置かれることもあります。上のafterはそれぞれ前置詞と接続詞です。347.のafterは、後ろに動名詞が置かれているので前置詞です。
・なお、afterが「前置詞かつ(従位)接続詞」であるということは、「COMPLETE」のp.138で述べました。
・firm orderについては「語句」欄を参照してください。

348.
・feel free toの意味は「語句」欄を参照してください。

349.
・pro forma invoiceの意味は「語句」欄を参照してください。
・for our evaluationはsendを修飾します。

350.
・as perは「~に従って」という意味の成句です。
・herewithは副詞です(意味は「語句」欄を参照してください)。sendを修飾します。

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