601.
・554.と同様に、このmostも「大半の」という意味の形容詞です。
・take a big diveは「急落する」です。そして何の急落があったかがin ~で示されています。「~の上昇」「~の下落」といった意味の表現ではinが用いられる傾向があるということを繰り返し述べています。
・535.でthe third quarter(第3四半期)を扱いました。この601.ではfirstなので「第1四半期」です。
・yen appreciationの意味は「語句」欄を参照してください。
602.
・exchange rateの意味は「語句」欄を参照してください。
・Japanese Yen against US dollarの意味は「語句」欄を参照してください。
・the range of 75 to 80の部分は、ofを挟んで、前後が同格関係にあります。「名詞+同格のof+名詞」という連なりは「COMPLETE」のp.338の一番下で扱いました。「COMPLETE」のp.336の表も参照してください。なお、類例は159.で扱いました。
このthe range of 75 to 80の直訳は「75~80という範囲」ですが、「和訳」では「という範囲」はカットされています。
603.
・このofも同格の「という」で解釈すれば文は理解できます。つまり、our internal assumed foreign exchange rate(我が社内の想定為替レート)と、75 yen to the dollar(1ドルに対する75円)が同格関係にあると考えるのです。
文の直訳は「私たちは、1ドルに対する75円という、我が社内の想定為替レートを設定した」となります。ここから工夫したのが「和訳」です。
・assumed foreign exchange rateの意味は「語句」欄に記載されています。
604.
・まずは次の表現を見てください。
X pay attention to Y.(XがYに注目している)
これを受動態にするとつぎのようになります(by Xは省略)。
Attention is paid to Y.(Yが注目されている)
attentionはpayのOなので、これがSとなった文です。
この表現は「注目されている」という「状態の受動態」なので、現在完了形になると、「継続」の意味になります。だからこそ「和訳」は、「関心が注がれている」という、時間の幅が感じられるものになっているのです。
・downtrendの意味は「語句」欄を参照してください。
605.
・be equivalent toの意味は「語句」欄を参照してください。
606.
・procurementは「調達」「購買」という意味の名詞ですが、この文では形容詞的に名詞修飾語としてはたらいています。
・hedge against ~は「~に対して備える」「~に対する防衛手段を取る」という意味です。
・foreign exchange riskは「(外国)為替リスク」なので、文全体の直訳は「私たちは、為替リスクに対して備えるために、多くの購買先を変えた」となります。このままで全く問題ありませんが、「和訳」はよりこなれたものになっています。
607.
・exchange contractの意味は「語句」欄を参照してください。
・文末のtoV句は副詞的用法です。
608.
・refrain from ~は「~を慎む」ですが、「~」の部分には名詞または動名詞が置かれます(もちろん名詞節も置かれます)。この文では動名詞が置かれています。
・intervene in ~は「~に介入する」ですが、608.では、この「自動詞+前置詞」という表現の内側に、副詞のdirectlyが存在しています。類例を挙げます。
He looked straight at me.(彼はまっすぐに私を見た)
look atの内側に、「まっすぐに」という意味の副詞straightが存在しています。
609.
・be depreciatedの意味は「語句」欄を参照してください。
・against the US dollarは「USドルに対して」という意味です。
・in the wake ofは群前置詞です。481.で既習です。
・repeatedは、本来は動詞repeatの過去分詞形ですが、辞書には「繰り返しの」という意味で、形容詞として記載されています。
610.
・BOJはThe Bank of Japan(日本銀行)の略語です。「語句」欄の下から9行目に記載されています。
・in an effort toは、589.のin an attempt toと同様に「in+an 名詞+to」でひとまとまりの句として記憶してください。意味は「語句」欄を参照してください。
・appreciation of the yenは、601.のyen appreciateionと同じく「円高」です。
611.
・in a rowの意味は「語句」欄を参照してください。
・keep first placeの意味は「語句」欄を参照してください。
・in respect ofは群前置詞です。意味は「語句」欄を参照してください。
・foreign-exchange reservesの意味は「語句」欄を参照してください。
612.
・動詞projectは、次のように第5文型パターン③で用いられます。
A project B to V.(Aが、BがVすると予測する)
この文の受動態は次のようになります(by Aは省略します)。
B is projected to V.(BがVすると予測される/されている)
第5文型パターン③の受動態は、「COMPLETE」のp.201で扱いました。612.は文全体がこの型です。
・byは「までに」です。397.で「by(までに)とtill/until(まで)を混同しないようにしてください」と述べたことを思い出してください。
613.
・start to V(Vしはじめる)のstartとtoの間に副詞が置かれているので、toV句がstartのOであることがやや見抜きにくくなっています。類例を挙げます。
He tried hard to catch the cat.(彼は懸命にそのネコを捕まえようとした)
triedとtoの間に副詞のhardが置かれています。
・toV句の内部については、次のまとまりを成句としてとらえてください。
move on the path to ~(~への道を進む)
614.
・put the brakes onの意味は「語句」欄を参照してください。
・overheatedは、本来は動詞の過去分詞形ですが、「過熱した」という意味の形容詞として考えることができます。実際、辞書の中にはこの語が形容詞として記載されているものもあります。
615.
・castは過去形も過去分詞形もcastです。この615.のcastは過去分詞形です。was castで「投げ込まれる」です。
・forは理由を表します。この文では前Oが動名詞です。
616.
・due toはここまでに何度も登場した群前置詞です。この文では「due to+目的語(文末まで)」が、(is)importingという動詞を修飾します。
・shortfallは「不足」ですが、「~の不足」はshortfall in ~というように、inを用います。
617.
・urgeという動詞は、「促す」という意味で、第5文型パターン③で用いられることが多いのですが(「COMPLETE」p.192のリストにもあります)、「強く勧める」「勧告する」という意味で、第3文型でも用いられます。617.がその例です。
・in the run-up toの意味は「語句」欄を参照してください。
618.
・他動詞frozeと、これのOであるassets(of terrorists)が離れていることに注意をしてください。VとOが分離されるとやや読みにくくなります。
・without delayは修飾語で、frozeを修飾します。意味は「語句」欄を参照してください。
619.
・attorney generalの意味は「語句」欄を参照してください。
・under fireはSVCのCとしてはたらいています。意味は「語句」欄を参照してください。
・このoverは「~に関して」「~のことで」という意味です。
620.
・shrug offの意味は「語句」欄を参照してください。
・pro-choiceの意味は「語句」欄を参照してください。
621.
・toV句は副詞的用法です。
・aid inの意味は「語句」欄を参照してください。
622.
・unsettledは、本来は動詞の過去分詞形ですが、形容詞として辞書に記載されています。
623.
・under constructionはSVCのCとしてはたらいています。意味は「語句」欄を参照してください。
・in cooperation withは群前置詞です。意味は「語句」欄を参照してください。
624.
・bring upの意味は「語句」欄を参照してください。
・kidnapping issueの意味は「語句」欄を参照してください。
・the next roundは「次回」です。
625.
・the U.N. General Assemblyの意味は「語句」欄を参照してください。
・to urge以下はresolutionを修飾します。「同格のtoV句」ですが、「主格のtoV句」と考えることも可能です。つまり、resolutionの具体的な内容だと考えることもでき、また「resolutionがurgeする」という関係でとらえることも可能です。なお、なお形容詞的用法のtoV句の知識があいまいであれば、「COMPLETE」のp.170~p.175を再読してください。
・このurgeは第5文型パターン③で用いられているものです。
・Nuclear Nonproliferation Treatyの意味は「語句」欄を参照してください。
626.
・under the auspices ofは群前置詞です。意味は「語句」欄を参照してください。
627.
・interfere withの意味は「語句」欄を参照してください。
628.
・interfere inの意味は「語句」欄を参照してください。
629.
・presidential aideの意味は「語句」欄を参照してください。
・give the nod toの意味は「語句」欄を参照してください。
630.
・このworkingは「仕組み」という意味です。よってinner workingsは「内部の仕組み→内情」となります。
・in secrecyは「秘密に」という意味です。
631.
・「COMPLETE」のp.264.に、次の2表現があります。
If it were not for ~(~がなければ、~がいなければ)
If it had not been for ~(~がなかったなら、~がいなかったなら)
そして、そのページで次のように述べました。
***********************************
最初のものは仮定法過去の一種です。現在・未来に対する仮定です。2番目のものは仮定法過去完了の一種であり、過去に対する仮定です。
***********************************
ところが実は、最初のものが、過去に対する仮定で用いられることもあります。この631.がまさにその例です。
632.
・in revenge forは群前置詞です。意味は「語句」欄を参照してください。
・September 11は日付ですが、形容詞的に(terrorist)attacksを修飾しています。
633.
・in retaliation forは群前置詞です。意味は「語句」欄を参照してください。
634.
・catch ~ off guardの意味は「語句」欄を参照してください。
・wanted criminalの意味は「語句」欄を参照してください。
・rush intoの意味は「語句」欄を参照してください。
635.
・go throughの意味は「語句」欄を参照してください。
・このruleは「規則」ではなく「支配」「統治」です。よって文全体の直訳は「市民は、軍事支配と独裁の、多くの困難を経験した」ですが、「軍事支配と独裁の」は「軍事政権と独裁による」とするとわかりやすくなります。「和訳」はさらに工夫をしています。
636.
・take precautionsは「警戒をする」で、何に対して警戒をするかはagainst ~で示します。
・tit-for-tat attacksの意味は「語句」欄を参照してください。
・from句はtit-for-tat attacksを修飾します。
637.
・第2文型の文で、Cが前置詞句です。
・このbe動詞は状態動詞なので、現在完了は「継続」の意味になります。
・militaryとnuclearが、ともにumbrellaを修飾します。
638.
・intervention in ~は「~への介入」です。よってこの文の直訳は「ロシアはためらうことなく、紛争地域への軍事介入を始めた」となります。「和訳」はここから少し工夫をしています。
・without hesitationはlaunchedを修飾します。
639.
・beef upは何度か登場しています(423.など)。
641.
・fiscal reconstructionの意味は「語句」欄を参照してください。
642.
・pose a threat toの意味は「語句」欄を参照してください。このposeは「呈する」という意味です。
643.
・debt-riddenは、これを見出し語として記載している辞書もあります。「負債を抱えている」という意味です。
・「mean+toV句」は「Vするつもりである」という意味で用いられることが多いのですが、この文ではmeanが「意味する」です。
・pass the bills on to future generationsは、billが「請求書」「つけ」という意味であることがわかれば「語句」欄に示されている意味であることが納得できます。なおonは強めの副詞です。これが無くても文法上は表現が成立します。
644.
・このshallはmustに近い意味で用いられています。
・cope with ~は「~に対処する」ですが、この文では間にwellが入っているので、「うまく対処する」になります。
645.
・brick wallについては520.で扱いました。
646.
・put ~ on the back-burnerの意味は「語句」欄を参照してください。
647.
・end up as ~は、「~として終わる」「~に終わる」です。
・half-bakedの意味は「語句」欄を参照してください。
648.
・speak one's nose into ~の意味は「語句」欄を参照してください。
・postal privatization billsの意味は「語句」欄を参照してください。このbillは「請求書」「つけ」ではなく、「法案」という意味です。
649.
・yield toの意味は「語句」欄を参照してください。
・このwithは「~を持っている」の意味で、with vested interestsはlawmakersを修飾します。vested interestsの意味は「語句」欄を参照してください。
650.
・wrapped upの意味は「語句」欄を参照してください。
・with little progressはwrapped upを修飾します。直訳は「ほとんどない進展とともに」。そしてこのprogressをon measuresが修飾します。このonはaboutの意味です。さらにこのmeasuresをagainst the credit crunchが修飾します。credit crunchの意味は「語句」欄を参照してください。with以下の直訳は「銀行の貸し渋りに対する対策についてのほとんどない進展とともに」ですが、これでは不自然なので「和訳」のようにします。
651.
・set offの意味は「語句」欄を参照してください。
652.
・no-confidence motionの意味は「語句」欄を参照してください。
・文全体の文型は第5文型パターン③の受動態です。forceが用いられたこの型は337.で既習です。
・en masseはフランス語語源の成句です。「全部一緒に」という意味です。よってresign en masseが「総辞職する」という意味になるのです。
653.
・resort toとtemprary expedientの意味は「語句」欄を参照してください。
654.
・opposition partyの意味は「語句」欄を参照してください。
・be short ofは「~が不足している」です。be proud ofやbe interested inと同じように「be動詞+形容詞+前置詞」のセットで記憶してください。
・neededから文末まではVed句です。for the helm of countryはneededを修飾します。the helm of countryの意味は「語句」欄を参照してください。
・theirから文末までの直訳は「国の舵取りのために必要とされる力」です。これでも問題ないのですが、「和訳」では少し工夫しています。
655.
・be reluctant toは「COMPLETE」のp.185のリストにあるものと同類の成句です。
656.
・be unable toも、be unwilling toも「COMPLETE」のp.185のリストにあります。この2つの表現がorで結ばれ、共通部分のbeとtoが1度のみ表記された結果のものがis unable or unwilling toです。
・grapple withの意味は「語句」欄を参照してください。
657.
・can't help Vingは590.で既習です。
・place A on Bは「AをBに置く」です。本文ではAがcertain limitationsで、Bがthe fuel and electricity consumptionsなので、placing以下の直訳は「ある程度の制限を、燃料と電力の消費に置く」です。「和訳」ではここに工夫を加えています。
658.
・in compliance withは群前置詞です。意味は「語句」欄を参照してください。
659.
・in a bid toは、589.のin an attempt to、610.のin an effort toと同様に「in+a 名詞+to」のまとまりでとらえてください。意味は「語句」欄を参照してください。
660.
・this comingの意味は「語句」欄を参照してください。
・make or breakの意味は「語句」欄を参照してください。
661.
・to beef up the Anti-Monopoly Actはbill(法案)を修飾します。このtoV句は、625.のtoV句と同様に、「同格」とも「主格」とも考えられます。なお形容詞敵用法のtoV句の知識があいまいであれば、「COMPLETE」のp.170~p.175を再読してください。
・at the eleventh hourはbeef upを修飾します。意味は「語句」欄を参照してください。
662.
・bipartisanの意味は「語句」欄を参照してください。
・go along withの意味は「語句」欄を参照してください。
・compromise proposalの意味は「語句」欄を参照してください。
663.
・interim governmentの意味は「語句」欄を参照してください。
・keeps an open mindの意味は「語句」欄を参照してください。
・このonはaboutの意味です。
・このofは同格のofです。issueとthe Nuclear Nonproliferation Treatyが同格関係にあります。「名詞 of 名詞」の同格関係は、「COMPLETE」のp.338の下で扱いました。
・Nuclear Nonproliferation Treatyの意味は「語句」欄を参照してください。
664.
・このcommitmentは「約束」という意味であり、その後ろのtoV句がどんな約束かを示しています。つまりこのtoV句は「同格のtoV句」です。
・agedは、本来は動詞ageの過去分詞形ですが、もはや形容詞として辞書に記載されています。
665.
・まずは次の文を見てください。いずれも「COMPLETE」のp.285で見たものです。
My father is twenty years older than my mother.(父は母より20才年上だ)
My father is twenty centimeters taller than my mother.(父は母よりが20センチ背が高い)
さて、これらの文は次のように書き換えることができます。
My father is older than my mother by twenty years.
My father is taller than my mother by twenty centimeters.
このbyは差を表すためのものです。
665.の文は比較級の文ではありませんが、byは同じく差を表します。marginは「開き」という意味なので、by a wide marginは「大きな開きの差で」であり、結局「大差で」と訳すことができます。
666.
・ruling partyの意味は「語句」欄を参照してください。
・cave in toは「~に屈する」という意味の句動詞です。
667.
・このbridgeは「橋」という意味の名詞ではなく動詞です。意味は「語句」欄を参照してください。
・have and have-notsの意味は「語句」欄を参照してください。
668.
・この文には、かなり長い成句であるhave one's work cut out for oneが含まれています。意味は「語句」欄の通り、「~には手一杯の仕事がある」です。cutやoutの部分とこの意味がなかなかうまくつながりませんが、まとめてこのような意味だとおぼえてしまってください。
669.
・rule outの意味は「語句」欄を参照してください。
670.
・on the fringes of ~は群前置詞です。この文では「群前置詞+名詞」がCとしてはたらいています。
671.
・文全体は形式主語-真主語の構文です。
・in terms ofは群前置詞です。これは502.で扱いました。
・この文では群前置詞のOは、名詞ではなく動名詞です。
672.
・hammer outの意味は「語句」欄を参照してください。
・「~に関する規制」「~に対する規制」ということを述べる際には、しばしば前置詞としてonが用いられます。regulation on ~というまとまりで記憶してください。
・diesel-vehicle emissionsの意味は「語句」欄を参照してください。
673.
・このbyは665.で扱った「差を表すby」です。
674.
・give the green light toは「~に対する許可を与える」という意味ですが、このtoは前置詞です。toV句のtoではありません。よって後ろには名詞(節)か動名詞が置かれます。この文では動名詞が置かれています。
・nuclear fusion reactorの意味は「語句」欄を参照してください。
675.
・nod one's assent toの意味は「語句」欄を参照してください。このtoも前置詞です。
・the planとa dispatch(of …)は同格の関係にあります。
676.
・exit pollの意味は「語句」欄を参照してください。
・revealedの後ろにはthatが省略されています。thereから文末までがthat節です。
・non-partisan votersの意味は「語句」欄を参照してください。
・in abundanceの意味は「語句」欄を参照してください。
677.
・nod offの意味は「語句」欄を参照してください。
678.
・in essenceの意味は「語句」欄を参照してください。
・by the majorityは名詞ruleを修飾します。このruleの意味は「支配」「統治」です。よってrule by the majorityの直訳は「多数派による統治」です。「和訳」はここから「多数決」にまで持っていっています。
679.
・文頭のThree-fifthsは分数です。分数については、次の5点に注意をしてください。
***********************************
① 分子→分母の順に表現する。日本語とは逆である。
② 分母は序数詞になる。
③ 分子が2以上の場合は、分母の末尾に-sを加える。
④ 分子が1の場合はoneではなくaが用いられることもある。
⑤ 分子と分母の間にはハイフンが置かれることが多い。
具体例を示します。例を見ながら上の①~⑤を確認してください。
1/3 → one-third,one third,a third[①,②,④,⑤参照]
2/3 → two-thirds,two thirds[①,②,③,⑤参照]
3/5 → three-fifths,three fifths[①,②,③,⑤参照]
***********************************
・the House of Representativesの意味は「語句」欄を参照してください。
・vote in the affirmativeの意味は「語句」欄を参照してください。
680.
・were all tied up with ~の部分を分析しましょう。まず、allは文の主語であるThe family members of the candidateと同格です。離れた同格関係は7.などで扱いました。tied up with ~の部分は、本来は次の表現があります。
X tie up A with B.(XがAをBで忙しくさせる)
もちろんtie upの元々の意味は「縛りつける」であり、上は比喩的な意味です。
この表現を受動態にすると、次のようになります(by Xは省略)。
A is tied up with B.(AはBで忙しくさせられている)
680.の文の骨格は、この表現です。
681.
・take advantage ofの意味は「語句」欄を参照してください。
・in以下はloopholesを修飾します。
682.
・bailは「保釈金」ですが、「~円の身代金で」の「で」はonを用います。
・150 million yenは形容詞的にbailを修飾します。
683.
・bribery allegationの意味は「語句」欄を参照してください。
・the tip of the icebergの意味は「語句」欄を参照してください。
684.
・to take句は副詞的用法です。このblameは動詞ではなく名詞です。名詞blameには「非難」という名詞と「責任」という意味がありますが、この例では後者です。for a series of accounting-rigginsはblameを修飾します。以上からto take句の直訳は「一連の粉飾決済に対する責任を取るために」となります。
・a series ofの意味は「語句」欄を参照してください。
・account-riggingの意味は「語句」欄の通り「粉飾決済」ですが、504.の「粉飾決済」はaccounting fraudでした。確認してください。
685.
・have nothing to do with ~は、「語句」欄の通り、「~と関係がない」ですが、nothingがlittleになると「ほとんど関係がない」となり、somethingとなると「何らかの関係がある」となり、muchになると「大いに関係がある」となります。
・bid-riggingの意味は「語句」欄を参照してください。riggingという語は684.でも出てきましたが、この語は「不正工作」という意味です。
・allegationの意味は「語句」欄を参照してください。
686.
・probe intoの意味は「語句」欄を参照してください。
・accounting irregularitiesの意味は「語句」欄を参照してください。
687.
・draw outの意味は「語句」欄を参照してください。
・ransomの意味は「語句」欄を参照してください。
・from句はdraw outを修飾します。
688.
・check outは「調べる」「調査をする」という意味です。
690.
・show upの意味は「語句」欄を参照してください。
・rendezvousはフランス語語源の語です。少し読みにくいかもしれません。rendezvous pointで「約束の場所」という意味になります。
・文末のtoV句は副詞的用法です。pick upの意味は「語句」欄を参照してください。
691.
・observeは多くの意味を持つ動詞です。英和辞典を引いてみてください。
・「A of B」は、通常は「BのA」と訳しますが、Aが数量を表すものである場合の多くは「AのB」と訳します。この文のone minute of silenceも、「和訳」の通り前から訳します。
・in honor ofは群前置詞です。意味は「語句」欄を参照してください。
692.
・be aghast ofは、be proud ofやbe satisfied withと同じように、「be動詞+形容詞+前置詞」のまとまりでとらえるものです。意味は「語句」欄を参照してください。
693.
・frankly speakingは成句です。「COMPLETE」のp.310で扱いました。speakingがしばしば省略されるということもそのページで述べました。確認してください。
・be scared ofも「be動詞+形容詞+前置詞」のまとまりでとらえてください。
694.
・tollは「犠牲」「損害」という意味であり、take a tollで「犠牲が出る」「損害が発生する」です。この文ではtollがmassiveとhumanによって修飾されているので、損害は損害でも、人的な損害であり、甚大な損害です。
695.
・map outの意味は「語句」欄を参照してください。
・文末のfor句はplanに修飾させて読むことも、また、map outに修飾させて読むことも可能です。「和訳」では後者の解釈を選んでいます。そしてforを「対して」と訳しています。
696.
・afflicted peopleの部分は、「名詞修飾語としてはたらく過去分詞形+名詞」です。afflictは「悩ませる」「苦しめる」なので、afflicted peopleの直訳は「苦しめられている人々」ですが、「事故・災害」という文脈では「被災者」となります。
・get byは「どうにかやっていく」であり、何かに頼ってどうにかやっていくという場合は、頼るものをon ~で示します。つまりget by onは「~に頼ってどうにかやっていく」という意味になります。
・unemployment insuranceの意味は「語句」欄を参照してください。
・for the time beingの意味は「語句」欄を参照してください。
・at leastの意味は「語句」欄を参照してください。
697.
・at worstの意味は「語句」欄を参照してください。
・possibilityは「COMPLETE」のp.111にあります。同格のthat節を取る名詞の代表例の1つなのですが、「同格のof+名詞」によっても修飾されます。つまり「SがVする可能性」ということを表現したい場合は「possibility+that節」で表現し、「~の可能性」ということを表現したい場合は「possibility+of+名詞」で表現します。なお「同格のof+名詞」は「COMPLETE」のp.338の下で既習です。
・contamination with radioactivityの直訳は「放射能での汚染」です。「放射能による汚染」としたほうが自然な日本語になります。
698.
・be suspicious of(~を疑っている)のbeの部分にbecomeが置かれると「疑いを持つようになる」という意味になります。
・tap waterの意味は「語句」欄を参照してください。
・for fear ofは群前置詞です。「COMPLETE」のp.53のリストにあります。また、329.の解説のところでも登場しました。
・radiation contaminationのradiationは、名詞が形容詞的に名詞修飾語としてはたらいています。
699.
・このmuchは「比較級に対する修飾語」です。356.で既習です。「COMPLETE」のp.285の下のリストにあります。「はるかに」「ずっと」という意味です。
700.
・What if ~ ?の意味は「語句」欄を参照してください。
・radiation leakの意味は「語句」欄を参照してください。